さっぽろ雪あそび (4) 雪像は芸術・1

なにまた雪降るん? こういう時に限って都内で外せない用事。首都圏の雪は歩きづらいからやだなー。オーバースペック覚悟で雪国ブーツを履くべきかどうか悩んでいる。
そんな中、札幌旅のお話もやっぱり雪でございます。

やや陽も傾いてきた頃。我々は大通公園へと足を運んだ。

言わずと知れた、さっぽろ雪まつり。
これがあるために札幌旅行はこの時期がハイシーズンとなり、必然的に旅費がお高くなる。ので、過去3回の冬期訪問はいずれも会期前を狙って行っていた。でもあれだけ有名な催しだし、一度くらい製作中じゃなくて正式公開中の作品観たいよね、と考えた末の、あえての特攻。つまり今回最大の目的はコレだったことになる。

最終的に、1丁目のスケートリンクを除く大通会場内ほぼ全エリア観て回ったことになる。まずは大物から。最初に入場したのは4丁目付近だったが、往復歩いて復路に撮り直したものもあるんでわりと順不同。

マレーシアが英領だった頃の建築「スルタン・アブドゥル・サマド・ビル」。言われてみれば西洋とイスラムの合わせ技っぽいデザイン。実は中央の時計塔が若干前のめりだったのだが、重心バランスとれてるならまあいいか。

陸上自衛隊による大作がこれ含め3点あり、いろんな意味で感心する。

こちらも陸自製、ムガール帝国時代のインド建築「イティマド・ウッダウラ」。通りかかった時ちょうどここはステージとして使われており、お名前はわからんが女性歌手の方が熱唱しておられた。

道内テレビ局は4局ともそれぞれ1街区を担当していたが、中でも群を抜いてわかりやすかったのが UHB(東京と同じ 8ch)。

あーこれは誰が観てもガチャピンとムックですね。左手前の恐竜はガチャピンの先祖らしい。

付近にはなんと特製バリケードまで設置されていた。こんなもんが存在していたことに驚愕。なお大半はガチャピンとなっており、ムックはレア扱いの模様。

途中でホットミルクなどいただきつつ、行き止まりまで行って折り返し。場内は一方通行で、人出の割には歩きやすい。

これまた陸自渾身の「ウインタースポーツ天国、北海道!」。同時期開会の五輪に便乗かと思いきや、3年後のアジア大会まで見据えた企画のようで。それにしても女子の作り込みが半端ないのは気のせいか。

氷による作品も少々。こちらは「台湾ー伝統とモダン」との名称で、故宮博物院を挟んで台北 101 と台湾新幹線が並ぶという新旧カオスな展開。

そしてテレビ塔を背負った位置には、同じく氷製「ハートの宮殿」。

静的な展示物ばかりと思いきや、こんな街のど真ん中で本気のスポーツも。

巨大ジャンプ台前を通りかかった時、やってたのはモーグルセッション。小学生から20代くらいまでの皆様がいろんな技を繰り出す。技術が高いと紹介された人の技が明らかに高度だったりして、自分では決してやらない人間が観ても結構興味深いもので。
なお、当イベントの実況氏がいかにもこれ系スポーツにぴったりな口調で、ジャンプ前の煽り方とか、着地後の解説で「スタイリッシュな」が口癖とかいろいろおもしろかったのだが、通行人に通路を空けるようお願いする段になった瞬間アナウンサー並みの真剣口調。そのギャップもまた味わい深い一幕であった。

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