欧羅巴交響曲 I プラハの夏 (22) Pražský hrad : 4

普段はついつい口頭で済ませがちな、確認や質問や報告。今日はたまたまプログラマさんたちからのメールが相次ぎ、メールにはメールで返す。結果、うちの島はいつもよりちょっとだけ静かだった。要は普段うるさいってことすね。
さて引き続きプラハ城、施設はまだまだあるよ。

聖堂のすぐ近く、中庭を挟んだ位置に、かつて王宮として使われていた建物がある。こちらも B コース見学対象範囲内。どのエリアでも入場時に、フォトライセンス持ちであることを合わせて提示すると「フラッシュ禁止でよろしく」程度で済むから話が早い。

入ってすぐに広がる、梁が美しい模様を描くホール。今でも大統領選とかで使うらしいよ。

そのまま左奥へ行くと謁見の間のような部屋も見学できるのだが、我々はまっすぐそちらへ向かわず、ちょっと寄り道。

というのもですね。右にも通路があったので、なにかと思ったら、

おっ。外が見えそう。というかまさに今あっちのテラスで展望楽しんでる人がいる。行ってみよう。

南側にちょっと突き出たテラス。城自体が高台にあり、南側は開けているので、プラハ市内の主な観光スポットなどを一望できる。遥か遠くで異彩を放っているのはテレビ塔。真ん中付近が旧市街広場やね。

手前には聖ミクラーシュ教会(Kostel sv. Mikuláše)。それにしても見渡す限りの赤屋根が見事。これ観るとヨーロッパ来たなぁってなる。

左奥の間を経由して外に出ると、聖堂の裏。

そしてすぐそこに、また別の見学可能施設が待っている。右の赤っぽい建物が聖イジー教会(Bazilika svatého Jiří)。これが外見と内部の印象がぜんぜん違いまして。

壁いちめん煉瓦積み。左右の通路は、天井がまるで石を削ったかのような風合い。軽く数百年は経ってるそうなんで、本当に削ったのかもしれない。教会というより洞窟のよう。

正面奥の構造がまたちょっと変わっていて、階段で中二階に上がるような形。

ぐるりと周って出口となる扉のある部屋は、天国をイメージしたと思われる造りに。天使たちが見下ろし、歓迎しているようだ。宗派が違う(?)自分にもなんとなく感じられる神々しさ。

と、1時間弱で巡れる3施設。あとひとつは屋外なので、このまま歩いていこう。

大聖堂で唯一残念だったのは、外観のごく一部が工事中だったことくらいかな。

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