年またぎ西国放浪記 (2) 異人生活・1

たまに使ってるサービスのひとつが不正ログインだか何だかに遭ったらしい。幸いわたし自身は無傷だが、何があるかわからんからパスワード管理は引き続き厳重にやりたいものである。
さて年末関西ですが、ここから少々観光モードで。

そろそろおなかもすいたので三宮に移動。大荷物を預け、昼食を済ませて、駅前からバスに乗り込んだ。
シティーループといって、市バスではないが神戸市の作った会社が走らせている、観光に特化しまくったバス。観るだけなら今までに何度となく観ていたが、使ったのは初めて。すさまじい多客でかなり遅延していたのだが、とりあえず乗れたのでよしとしよう。つーか、なんで年の瀬の神戸がこんなに混んでるのか不思議。

で、やってきたのは北野の異人館。わたしは確か学生時代にいっぺん来たきりなので、実に10数年ぶり。旦那さんは高校の修学旅行以来っぽいのでもっと久々か。正直ほとんど覚えてないので、ふつうに定番どころを目指すことにした。

まずはバス停から上がってすぐのところにある「ラインの館」。

昔来た記憶がない。震災でちょっと壊れたため数年かけて修理したらしいんで、当時工事中だった可能性大。

ここは市の所有物でもあり、休憩所を兼ねているため無料なのがちょっとうれしい。

それでも調度品などはよく手入れされており、往時の雰囲気を感じ取ることはできる。

せっかくなので各部屋観て回る。ほぼ南に面した2階のテラスは、暖かな午後の陽射しに包まれていた。うっかり座ったらうたた寝しそう。

簡素ながら格調高くまとめられた空間に身を置くと、ちょっと気分が落ち着く。と言いたいところだが、一方で絵になる光景に写欲をかきたてられてガンガン撮っちゃうのもまた事実。

では次に行ってみよう。どんどん坂を登る。阪急以北で観光すると登山になるのが常とはいえ、特にこの界隈は傾斜がきつい。

北欧系の館が3つ固まっているエリアを通り抜けていく。これはこれで楽しそうではあるが、きりがないので通過。

スルーしたのには別の理由もあった。異人館は、各館もしくは系列複数館単位で地味に入場料がかかる。複数館に使える共通券は大半がお値段4桁。午後から来るとちょっとコスパに欠ける。
確かに貴重な建物群ではあるが、要するにどこも似た時期の洋館。全制覇する勢いで観て回っても2、3ヶ所でわりと満腹になってくるのは横浜山手で経験済だったので、あえてターゲットを絞って回ることにしたのであった。

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