田舎ぐらしのリアリティ (8) 水辺に集う・1

重い腰を上げて(?)部屋の隅でほっといた先代まっくのフォーマットを敢行…ってまったく終わらんしー! 処分前に必ずやる儀式「0を7回書き込み」を始めたら10時間コースと言われたんで、もうほっぽって寝る。
さて連休前半旅、ここから3日め突入。

この日は午前の農作物仕込みが終わったところで、みんなで郡上八幡の市街地に出ることになった。両親だけで行くことはめったにないらしく、我々をダシに出かける理由ができるのであろう。これも一種の親孝行。
日曜とあって中心部の駐車場はどこも混み合っていたが、たまたまお寺の駐車場に空車1台。このお寺が母方本家の菩提寺だそうで、昨秋訪問時には寄進者一覧にバッチリ伯父の名もあった。御先祖がたまの帰省に気を利かせてくれたのだろうか。

てことで、お寺を出て早速散策タイム。ここにもまた水路。

かわいい大きさのお地蔵さんが見守る。写っている流水は飲めないが、すぐ脇にあった飲める水は美味かった。

八幡の散策は当初から予定していた。というのも、またあるんすよここに。アレが。

郡上八幡北町と総称されるこの城下町。3年半ほど前、重伝建に指定された。結果的に今回の帰省はほぼ「伝統的なんちゃら巡り」となっているわけで。

家々に沿って張り巡らされた水路。ところどころに溝が掘ってあり、傍には木製ないし金属製の板。この水を各家庭で使いたい場合、一時的に板をはめて水を汲み、終わったら外すようだ。

車を停めたお寺付近は柳町。そこから北側をぐるり回り、西にあるもうひとつの通りに出て、職人町から鍛冶屋町へと抜けていく。

指定が遅かったからか、電柱がビシバシ立っちゃってるのは御愛敬。予算がついたら地下化できるとなおいいね。

火消し意識が顕著なのは、木造住宅がずらり並ぶこの手の町の共通事項。

他の町に比べると建具やらなんやら部分的に近代化が進んでいる箇所もあるが、最低限の佇まいは残しつつ、今もなおここで日常的に生活が営まれているのが特徴か。

蕎麦屋の行列を後目に、通りすがりのカフェで一息入れて散策再開。

町並みから少し行くと、宗祇水という湧き水スポット。重伝建エリアからは外れるが、応仁の乱とかやってるような時代からの由緒ある水源。史跡指定やら名水百選(しかも第1号)やら輝かしい称号があるから充分でしょう。

さらに南下して、澄み切った吉田川(長良川の支流)を渡る。対岸はいまどきの地方都市なのかと思いきや、

北町を意識した古風な構えの街路もあったりする。まち全体でイメージをこちらへ持っていきたい意志は少なからずあるだろうなぁ。

だいぶ気温も上がってきたところで、ジェラート屋さんを発見。飛騨牛乳を使ったミルク味など、各自好きな味を堪能した。

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