田舎ぐらしのリアリティ (4) 山間に沿う・2

1日仕事したからもう通常の週末って言い方もできるんだが、気分はまだ連休の続き。近場の観光地(?)を巡り、散財した分今日は節約…のつもりだったのに、結局ランチが高くつく。明日からちゃんと平常モードに戻そう。
では引き続き妻籠宿ぶらぶらのお話。

おなかいっぱいになったところで、戻りつつ鑑賞続行。

雲のほとんどない快晴。影の出方からすると、ここの街道はちょうど南北を向いているようだ。

こちらもだんだん人が増えてきた。ここには写ってないが、馬籠とは違う団体さんであろう、簡体字使いの人々もまとまって歩いているのを見かけた。繁体字の皆さんとはちょっとファッションセンスが違うな、と旦那さん。

それにしても、格子のある町並みには季節を演出するワンポイントの飾り付けが似合う。

本陣のある通りのはしっこに、ひとつ異色の建物があった。

これ。明らかに年代が違う。違うんだけど、現代基準で言うとやっぱりレトロ。

観光案内所とあるが、どう観ても建築当初の目的は別の何かであることが一目瞭然。なんだろう。気になったので入ってみた。

中は学校か郵便局のような、シンプルで端正な造り。館内の掲示によると、もともとは明治期にできた警察署だったとのこと。なるほど、公共っぽい雰囲気がするのはそういうことだったか。

さっき通った枡形ではなく、脇の車道から戻っていく。

ちょっとだけ高い位置から観る家々の表情は、また少し変わって見える。

おや、これは和菓子屋さん。栗きんとんがおすすめらしい。試食で栗の濃厚さが伝わってきたので、実家みやげ枠に追加購入。試食後のお口直しにとお茶までいただいた。

これからの季節、日なたと影のコントラストはさらに増していくことだろう。

こうして、束の間の長野県滞在は終了。なお余談だが、実はかつて馬籠側も長野県に属していたところ、のちに越境合併で岐阜県になったというのを帰宅後に知り、なんとなく納得したのであった。

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