或る小倉日記2014 (11) 漆黒の忍者・2

よく降るなぁ。雨の度に気温が下がるのはまあ過ごしやすくていいんだが、洗濯物が外に干せないのはちょっと残念。すっきりとした秋空のもとで爽やかに干したいもんだ。
さて、案の定本来の目的がさっぱりわからんまとめになった小倉の話は最終回。純粋に観光で行ける日はいつのことやら。

13時半出発のはずのスタフラは、少々遅れていたようだ。デッキに行ったら、ようやくトーイングカーを外したところ。

まっすぐ RWY36 エンドへと向かっていって離陸、と思いきや、進入目前でぴたりと停止。さっぱり動かない。これは着陸待ちっすね。てことは、13時半到着のはずの JAL が遅れてると。

大当たりだった。白雲の上をぐるーんと回ってくる JAL 機を発見。て、なんでそっち回りなんすか。36上がりを待機してるところへ18降り。もうさっぱりわからん。
そしてもうひとつわかったのは、18降りだと着地点がデッキから遠すぎてまともに撮れない件。ターミナルの位置が滑走路の南に大きく寄ってるからねぇ。

JAL が落ち着こうとする頃、スタフラもようやく離陸していった。勿論こちらも離陸地点が遠すぎて撮れたものではない。

雨が吹き込んできたこともあり、一旦チェックインを済ませてから再びデッキへ。

北端の定員少なめな場所に貼り付いてみたものの、長いもの持ってってもかなりしんどそう。あえてトリミングしていないが、これでも 35mm 換算で 480mm である(ルミの光学望遠最大値)。

それはともかく、地上には黒シャチくんをあたたかく迎える誘導員さん。

それを見届けるようなタイミングで、さっきだいぶ遅れて着いた JAL が折り返していった。

と、デッキで観た離陸機はいずれも36上がりだったのに、1時間半後、自分が飛ぶときは18。しかもターミナル真横のジャストな位置でエアボーン。みんな18で上げてくれりゃ離陸シーン撮れたんだけどなぁ。残念。

JA04MC は現時点で同社現役最古参。07年に乗ったときと同じ機材ではないかもしれんが、設備は当時と同じ。勿論今回も忍者の華麗な説明映像を堪能する。
なお、9月からの電子機器規制緩和に伴い、忍者はいなくなってしまったそうだ。当該部分だけ編集しての復帰を願いたいところ。

3列シートの中央列が軒並み空いていた往路と違い、この日は U ターンラッシュの余波で満員御礼。搭乗が SFJ86 便になったのも、予約した土曜夜の時点で、月曜全便のうち当便の数席(前割適用はわずか2席)しか空いていなかったからだった。

残り1つをかろうじて確保した窓側席で、やや眠くなりながらも景色を眺める。

天気は東へ向かうほど良くなり、空と海が壮麗なグラデーションを披露する一幕も。

羽田が到着便で混むので、現地の指示により離陸を10分遅らせます、と離陸前にアナウンスがあった。

往路はまっすぐ飛んでたのに、当便がやたらとくねくねルートだったのは、もしかすると羽田への行列を作るための時間稼ぎだったのかもしれない。

ともあれ、到着は5分ほどの遅れに収まった。幕張から台場にかけての遊覧飛行の後、22で降りた東京は、夕焼けで迎えてくれた。そして旦那さんは手荷物受け取り所の外で迎えてくれた。
こうして、結婚後初の「2日以上の単独行動」は終了。旦那さん的にはもうちょっと羽を伸ばしたかったような感じに見受けられたので、今後はちょっと考えるかね。

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