青空のミッション (5) 濃淡をわたれ

当家では来月の計画をちょっとずつ練っております。珍しく紙の本でガイドブックも買ったけど、ネットでいろんな公式ソースやら現地画像をひっぱってきて事前に調べがつくのはありがたいね。いい時代になったもんだ。
まあそんなわけで先月の成田ラスト。

昼前からとはいえ、長丁場でさすがにやや疲れが出てきた。それでも、遥か向こうに機影を確認し、明らかに大型機と判るとなんとなく気合いが入る。

街灯のつく頃、やってきたのは NCA。

一番よく会うプレアデスは -400 世代の最古参。新型導入開始に伴い、そう遠くない将来には姿を消すことになるのだろう。新しい方にもなにか愛称つければいいのになぁ。

観ての通り、空は不思議な色合いを帯びてきた。上は水色、下は薄桃色。もうすっかり機体には光が当たらなくなったので、背景のグラデーションを楽しむ。

ただそれもごくわずかな間のこと。離陸ほど煙たくないデルタが着いた頃を最後に、18時半頃には青系の単色に落ち着く。

旅客と違って動かざること山の如しな貨物群からアトラスが出てきた。じっくり観たのは初めてだったかもしれない。尾翼のイラストタッチがいかにも欧米。

そして昼に続いてのドロンパ。帰る間際にもさらに見かけたし、既に結構数があるようだ。知らぬ間に塗装変更が大幅に進展しただけかもしれないが。

すっかり暗くなってきた。どこで区切りをつけるか思案しつつ、ふと振り返れば空にも「飛行機(っぽい形に見えなくもない)雲」。

おっ、久々に観る機体が来た。あれで最後にしよう。

羽田より成田の方が会える鯖。世界を舞台に活躍する、凛々しく頼もしい姿。

静かに飛び立つところを見送って、本日は店じまい。羽田に寄って帰った。といっても撮影ではなく、帰路の途中にあるそこそこお手頃な食事処、という理由で。ちょっと贅沢な空港ターミナルの使い方。

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