摩天楼照らす朝焼け
1 Feb 2016
昨日の話の続きみたいになるが、1月に行った3ヶ所どころか、旦那さんが幼少時の近所のお寺も、横浜時代に2人でちょいちょいおまいりした川崎大師さんも、みんな真言宗。全国7万数千ある中でなぜここまで偏る。不思議。
さてここからは最近(といっても昨年末含む)の伊丹単発撮りシリーズ。まずは年始挨拶に使った写真の日の分。
一番機が出た後、ようやくオレンジの光は明度を上げてきた。
早々に降り立った 737 に太陽がコントラストを与える。
身の引き締まる寒さにふさわしく、素晴らしい視程。おなじみのビルが並ぶ梅田の背後にも、奈良南部の山並みがくっきりと浮かぶ。
朝いちは離発着が集中する時間帯。タキシングする大型機を後目に、短い滑走路でさっさと上がっていく小ぶりの機材。
その大型機が見せ場を作ってくれた。羽田への ANA 一番機、後追いで確認したレジ番は JA744A。
静止位置にて出力アップ。おしりの APU から猛烈な排気が一気に噴き出し、朝日に照らされて白く浮かび上がった。
そして離陸とともに、両翼全体からベールのような帯が地表へと伸びる。翼の上にたまった朝露が振り落とされてこのように見えたのではないか、と旦那さん。春の砂塵バリアとはまた違う自然のデコレーション。
文字通り朝飯前の撮影。持参したおやつをつまみつつトラフィック発生を待っていたら、いっぺんに動いた。
あちらは着陸、こちらは離陸。おっ、ボンのプロペラ部分に輪っかができかけているではないか。コレを横から観ると、いわゆる「ぐるぐるベイパー」になっているのだろう。
下河原からでは相当な望遠が必要(40D・サンニッパ+1.4 をなんちゃって 600mm 化)とはいえ、パラレル滑走路ならではの光景はいろいろな角度から楽しめる。
空の色はぼちぼち、昼間の青にモードチェンジ。
脚をしまう高さまで上がった側面に、ほんのり名残を漂わせる程度になってきた。
よく見えていた山々も徐々に白く溶けつつある。B8 撮ったら帰るか。
現在ここでは朝晩しか観られない 787-9。
おなかにもエンジンにも、地上の景色をたっぷり写し込んで上昇していった。見送る我々もどこかに写っていたのかな。
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