Friday night fever (1) 夕陽に向かって

洗濯機の「風呂の残り湯をポンプでくみあげるモード」を人生で初めて使う。先代機種にはそのモードがなく、旦那さんが手桶とバケツでせっせと人力調達してたことを思うと、これはすんごい楽。ビバ文明の利器。
さて今回は5月最終週末、夜限定での営業のお話。

金曜日。それぞれに仕事を終え、曽根に集合。そこから徒歩。曽根から徒歩圏内、つまり千里川ですね。

西日本であることを差し引いても、この季節は日の入りが遅い。我々が着くまで、沈まずにいてくれた。

着陸機はシルエットに近く、離陸機はつややかに輝く。ついでに誘導路脇の草原も輝く。

この日没方向なら、じゃあ太陽に飛び込むシーンがあるんでしょうねぇ、と思わせといて、意外と高度が合わない。

大型機ならどっかかするかなぁと思っても、絶妙な間合いで華麗にスルー。うーむ。

よーく観ると、おひさまの真下、稜線付近は雲が守りを固めていた。

しかたがないので、上空で染まっている雲を使っておく。

こちらさんがもうちょっと早く来てくれれば最高だったかもねぇ。

頭を切り替えて、真っ暗になるまでは別の切り口で。

この日はサンニッパ1本勝負。三脚も立てて、自由雲台をぐるんぐるん。振り向いてから顔を追っていく感じで。

ANA の場合、大きめの機材が固めて来る時間帯がある。大きな翼を、わずかな残照が縁取る。

一旦陽が沈んでしまえば、暗くなるのは早いもので。

今日の主題は暗くなってからが勝負。駅前コンビニで仕入れたおやつをつまむなどしつつ、自宅から持参した昔ながらの蚊取り線香の煙に巻かれる。いや、夏の千里川なら正直コレおすすめ。

やがて街灯りが山を彩り始める。

滑走路上の灯りも、エンジンからの排気に花を添える。

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