異邦人、香港へ行く (27) 叮叮紀行/銀行街〜盧押道

いてててて。昨日の分の筋肉痛。いったいどこでそんなに使ったかと考えたが、多分アレだ。鉄橋ポイントから麓まで、バス停4つ分くらいひたすら歩いて下りた件。下り坂って普段とは違う筋肉が動くよね。
さて香港はというと、3日目午後も少々撮り鉄してまして。

どうやって表通りに出るか。ふと観ると、HSBC(銀行)の大きなビルをどんどん通り抜けて行くビジネスマンらしき皆様。しれっとついていって、無事に電車通りに到着。しかし、デモ関係なしにちょっと残念な点があった。

トラムの背景にしようと思っていた、ランドマークな建物のひとつが絶賛工事中。
竹の足場とネットに囲まれているのは、立法会大楼と呼ばれているもの。立法会としての機能は既に別の建物に移されており、最高裁が再利用するために改築している模様。これまたイギリスの面影を残す素敵な建物ということで楽しみにしていたのだが、残念でした。

惜しむ我々の横を、あの後も相変わらず行き来を続けていた 120 が何事もなく通り抜けていく。

気を取り直して、ほかの目立つ建物をフレーム内に取り込んでいく。

前夜にも鑑賞した中銀タワーは、真昼に観るとこんな感じ。三角形をつなげたような形はあまりにも特徴的で、どこから観てもすごく目立つ。

手前にあるのも中国銀行。こちらは西洋と中華を混ぜたような独特の雰囲気。
銀行街という電停名に違わず、この辺りは銀行だらけ。さっき通り抜けた HSBC の隣も、その隣も銀行。

お金を守る意味とは多分あまり関係なく、パトカーが通過。銅鑼湾など人の多いところではおまわりさんの姿も多かった。デモの影響もあったに違いないが、単なる道案内と化している場面もよく見かけた。

なお、金鐘のコアラビル(力寶中心)も余裕でここから見える。あちらは銀行ではなく財閥だが、いずれにせよ香港の繁栄を支える力の一端に触れたひととき。

ふぅ。しかし結構歩いたな。ちょっと休憩、にぴったりな場所がすぐそこにあった。

電停の目の前にちょっとした広場。我々のみならず、多くの人が噴水のほとりに腰を下ろして一息ついていた。

その広場には、都合のよいことに MTR の出口もあった。そこで例によってワープ権を行使、湾仔に移動。ちょっと歩いて、これまた背景候補の古い建物の前にやってきた。

ってこっちも工事中かい!
こちらは The Pawn といって、その名の通りもともとは質屋だった建物。現在はレストラン等として利用されているとのことだが、2階以上は「改築中で秋に再オープン」という話だった。もう10月半ばだし終わってると思ったんだけどなぁ。ま、大枠は見えてるからいっか。

デモとは何の関係もないエリアでも、なにかと「一時的な姿」を観ることの多い旅である。

なお、質屋前でトラムを待っていたら、通りすがりの外人さん(少なくともアジア系ではない)に湾仔駅までの道を尋ねられて大いにたじろいだ。今来た道を指し示すだけだったんで事なきを得たが、地元民に見えたのだろうか。まさかねぇ。

だいぶ疲れてきた。ここで一旦宿に帰って身体を休めることで意見が一致したので、アレに乗って戻るとしよう。

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