彩の国から ’11 春 (5) 円を描く声援・2

台風って直撃しないと一過のすっきりした天気にならないよね。一応青空は見えたときもあったけど、やっぱ微妙。梅雨だし当分こうか。さて、さいたまのお話はここから2日め。

さいたまの朝は意外と冷える。それを痛感したのは、5月なら毛布は不要だろうと油断していて寒さで目が覚めた翌朝のことだった。と、そんな話はどうでもよく。
道が混む前にと、早起きして今度は車で、再び大宮。

地元の道に詳しい旦那さんのスムーズな運転で、7時半前に現地入りすることができた。そして今日も E4 にはなかなかステッカーが見当たらない。結局この日観たのは一度だけだった。

E3 しかいなくなったつばさも見慣れてきた。白いのばっかりの中において、メタリックな色合いは目を引く存在。

早起きした理由はほかでもない。本日の本命、往路。

営業列車として動いている E5 に会えたのは、初日以来、実に2ヶ月ぶり。
手前のビームさえ気にしなければ、14番線ではそんなに望遠は要らないらしい。それにしても、ステッカーの位置が意外と後ろやな。乗務員扉より前は空力的な意味で貼れんのか。あと、空を向いている面積が多いもんだから映り込み処理のめんどいことといったらもう。色ついてるから N よりたちが悪い。

まあ実際の現場ではそんなごちゃごちゃ考える時間もなく。

行って帰ってくるまで1時間弱。その間に下見とかトイレとか飲み物とか。

間引きダイヤのため、実にのびのびとした間隔の時刻。各形式の違いがちゃんと描き分けられている。肩のその1段で E5 が表現できるとは。

ホームに戻って驚いたのは、あさま=上越専用車にもステッカー。

構図を考えながら17番線にも行ってはみたものの、望遠が足りないのと、望遠狙いの人が多すぎて間合いがとれないのと、その他諸々のため却下。

当分発着のない真ん中ホームで、まったり撮ることにした。運が良ければステッカー車に挟まれる。

あと少し。と、なにげなく対岸を観て、唖然。

そこだけ人口密度がおかしい件。いうまでもなく、アレを待つ人たちだった。やはりホームを変えたのは正解だったようだ。さ、復路来るよ。

紅白の丸をまとって、ゆっくり滑り込んでくる常磐グリーン。

開業日かと思うような喧噪を遠目に、特別なマークを淡々と記録する約2名。

ほどなくして、はやぶさは東北をめざして光の中に消えていった。

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