さくらさくら ’16 南海編 (1) 赤備えの町・1

基本調味料に加えて酒粕を常備しておくと、魚の切り身を買えばお手軽に粕漬けができる、ということを知ってから、味をしめて何度も漬けては焼いている。当然ごはんとの相性も抜群。健康のためにも、夕飯の魚率は上げていきたいところ。
さて今回は4月第1週末分の花見を。ただし、そんなに花は含まれませんのであしからず。

朝っぱらからやってきたのは、大阪をまるまる縦断した先の「お隣」の県。和歌山である。

橋本のちょい先にある、九度山という駅。
ここがどういう土地なのか、正直言って今年になるまでろくに知らなかったのだが、毎年全国各地の観光 PR にだいぶ影響を与えている大河ドラマのおかげで、俄然わかりやすくアピールされていた。駅への徒歩ルートに燦然と輝く、赤い旗と六文銭。真田ですね。関ヶ原で負けた後に蟄居したのがこの辺りだったそうで。
なお、この真田特需に備えて、道の駅以外にも複数の臨時駐車場が用意されている。午後に戻った頃にはだいぶ埋まってた。

駅の近くに跨線橋。ちょっと寄ってみたら、ちょうど踏切が鳴った。

急に電車が来たので、梁がバッサリかぶってんのは勘弁してください。ともかく、高野線山岳部レギュラーの顔と天空のすれ違い。

観光需要を背負う第2のエースは、これからどんどん山を登っていくルートへ敢然と向かっていった。

次の列車までは間がある。せっかくなので駅本体を鑑賞。

正面入口からして大変直球な真田デコレーション。昨年末に改装したっぽい。余談だが、別棟のトイレも非常に綺麗でありがたい。

ホーム上屋もこのとおり。どこまでも六文銭、そして赤。真田の赤備えがモチーフであることは言うまでもない。

私鉄によくある壁面一体型ベンチにも赤いクッションが敷かれ、壁には家紋のひとつ・結び雁金。

あらそんなとこにも六文銭。

そして橋本方面のホームには「九度山真田花壇」なるものまで。十勇士のイラストも配置されており、凝った描き込み具合に地元の愛を感じる。

待ってる間に上下線とも少々撮影。

天空の15分後から付いてきたこうや。この日2本とも走っていた非貫通顔のこのタイプを、現場で「とんがりこうや」と命名したのは秘密。

ごくごく普通の色の電車も走っている。なお、本来なら真田仕様の車両も撮れたらベストだったが、この日は橋本以北運用で固定だったため会わずじまい。

そんなこんなで45分程度経過。ようやく来た次の電車で、ちょっと移動しよう。

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