iMac を Mid 2010→Late 2015 に乗り換えたら苦労した話。
23 Jan 2016
結婚直前に買い、ハードディスクお取り換えなど試練を経て5年半ほどお世話になったまっく。だがしかし、昨年後半頃から次々と「使い続けると不利になる状況」が重なったので、そろそろ潮時かと。てことで、減価償却のタイミングなど考慮して今月新しいものを買いましたという顛末めも。
使い続けると不利になる状況とは
そもそも Mid 2010 を購入当時の OS(Snow Leopard)のままで使ってたのは、古いハードに新しいソフトウェアは負担がでかいんじゃないかと思ってアップグレードを避けてたのが理由。ただその影響で、15年に入ってからいろいろと困ったことが。
- FB・ついったー等、Safari(上限 ver.5.1x)でうまく表示できない定番サイトがちらほら
- FTP 等、普段使いのソフトのアップグレード対象から外される
- ウイルス対策ソフトのサポート対象から外される
とどめは以下の情報。
- El Capitan の次の OS では、Adobe CS5 の動作に必要な Java の旧世代がサポートされなくなるらしい
ぶっちゃけ現段階では CC 移行する気ゼロ。現役バリバリで使えてる CS5 だって20万したのに(ふぉとしょ・いられ両方使うから Web Premium)年間5万超はちょっとねー。使える限りは CS5 延命したい。
てことで、El Capitan 搭載モデルが売ってるうちに置き換えよう、となった。
お届けまで1週間
例によって Apple のオンラインで注文。大きさは引き続き21インチ、Retina じゃない方(仕事上、低解像度でビジュアル確認できた方が安全)。そのかわり CPU とメモリはカスタム範囲の上限。てな内容にて、月曜に頼んで次の日曜に到着。一緒に頼んだ DVD ドライブだけ先に届いたので、本体が届くまで寝かしておいた。で、週明けにセットアップ着手。
初回起動時に派手なムービーとか出るかなと思ってデジカメ待機までしたが、基本設定終わったらすぐデスクトップ表示になってちょっと拍子抜け。El Capitan さんはあっさりした性格のようで。
せっかくなんで新旧並べてみた。
あー似てるけどやっぱ違うね。いうまでもなく左が新品。
特にサイドビュー。あと背面上部のスリットもなくなった。これでどうやって排熱すんのか不思議ではあるが、夏になったらわかるか。
と、一見順調なように見えるがとんでもない。ここからが大変。
Adobe 民を待ち受ける試練
まず「Java SE 6 ランタイム」をインストールしないと起動しない、てのは有名な話みたいなのでさっさと済ます。
その上でアップデートがうまくいかない場合、Adobe Application Manager を最新バージョンに入れ替え。さらにその Application Manager を直接使ってもアップデート失敗するので、Application Manager のエラーログにてアップデート対象ソフトの名称を確認し、Adobe サイトで個別にインストーラを入手して直接実行。
だがしかし、越えられない壁が2つ残った。
- Illustrator で「スポイトツール」を使うと強制終了
ごく稀に使えることもあるが大体あかん。調べたら世界共通現象みたいで、これはもう El Capitan との相性が悪いんでスポイトは諦めろってことらしい。仕方ないのでスウォッチにどんどん色登録して乗り切る方向で。
つーかスポイト使わなくても、普通に終了しようとしても頻繁に強制終了される。 - Bridge で「書き出し」モジュールが全滅
一眼で撮った Raw ファイルを Bridge で一覧、Camera Raw で開いて調整、そして「書き出し」パネルのモジュールを使って jpg 出力、というワークフローが確立して約2年。昨日初めて Bridge を起動したら、「書き出し」パネルが白紙。モジュールの再インストールを実行しても反応なし。んなあほな、とあらゆる手段(CS5 全体の再インストール等)を試みるも歯が立たず。
いちおう代替手段として「ツール→Photoshop→イメージプロセッサー」で jpg 出力はできるんだが、ふぉとしょ経由するんでメモリ食いそうなのが難点。ま、一気に100枚単位で出すことはないから大丈夫か。
まあ要するに El Capitan で CS5 は若干無理があるって話ですな。
ただ大半の機能はいちおう使えてるんで、あと5年ほどは騙し騙し CS5 にがんばってもらう所存にございます。次に本体替える時はさすがにちょっと CC 移行も考えるわ。
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