大暑フェスタひろしま (2) そらとぶ駕篭・前

日常的にバス使うエリアに住んでいたことは過去に何度もあるのだが、バス車内で蚊に刺されるというがっかりな事件に1年で2度も見舞われたのは今年が初めて。乗車待ちとかならまだしも、何故車内。しくしく。買い物行くだけにしても虫除けスプレーしないと駄目なのか。
さて、広島の旅はここから本題。といっても最初は軽めのものから。

今回のメインイベントはちゃんと他にあるのだが、ちょっと好奇心でへんなものを旅程にねじ込んでもらった。空港からバスと電車を乗り継ぎ、瀬野で降りると、もうひとつの駅「みどり口」が直結している。

スカイレールという乗り物。ロープウェイのロープ部分を懸垂式モノレールにしたようなもんらしい。

しばらくすると、1両降りてきた。どっちかっつーと観覧車のゴンドラに近いな。という第一印象で、すっかり遊園地のアトラクションに乗り込む気分になってしまった。いや、生活路線なのは理解してるけども。

では早速。地元の生徒さん等に混じって乗り込む。

頭上は結構ごちゃごちゃ。真上のダンゴムシっぽい部品が磁石に見える、と旦那さん。ではリニア駆動なのだろうか。とかなんとか談義するうちに、発車。

動き出してびっくり。意外と速い。初速からほぼフルに出してる感じ。途中に1駅停まりつつも、あっという間に山の上まで来てしまった。しかし、振り返るとなんだこの急勾配。
ん？　そういや、走行中はダンゴムシ状のアレが見当たらなかったな。結局ワイヤー駆動なのかね。と現場で首をかしげていたが、改めて調べたら「駅だけリニア、あとはワイヤー」が正解だった。

まあそんなわけで終点である。初乗車路線の制覇、5分で終了。

着席定員は8人、立てばもうちょっと行ける程度。

我々を降ろした車両は、奥へぐるっと回り込んでいった。どっかで観た構図だと思ったら、あれだ。愛知万博のゴンドラもこうやって折り返してた。

そして次発の下り車両として待機。なるほど。

せっかくなので駅から出てみることにした。出ないと帰れない構造やし。

こちらは「みどり中央」駅。実に簡素というか必要十分というか。

ちなみに、改札は驚きの仕様「切符は出てきません」。潔いほどの完全前払い。