みかんの国行く頃 (15) 橙色に染む・2

夕飯時の会話で「都道府県ごとに浮かぶ音」が議題に。ご当地 CM などが順調に挙がる中、行き着いたのがジングルや時報といった FM のもの。すると旦那さんは 79.5 一択やし、わたしは学生時代の 80.2 か青山での 81.3。あと横浜そごうね。
さて年越し松山、午後の鉄分補給後半戦。

温泉発の電車は、規則正しくほぼ5分おきにやってくる。来るもの拒まずなんでも撮る。

これとその次、2本続けて 50 形が来た。同じグループに入っているとは思えないほどの違い。

こっちが前期形。遠目には 2000 形の方が似てる。それもそのはず、あとで調べたところ、このタイプは同時期に作られていた京都市電の車両がベース。2000 形は京都のお下がり。そりゃ似るわ。

一方、温泉へと向かっていく車両は新しい世代ばかりで、間隔もバラバラ。なんならまとめて来る。

さっき乗ったモノが出てくる前にまた 5000 形。大街道で見かけたのがもう戻ってきたあたりに、市内線のコンパクトさを改めて感じる。

2100 形はほぼ「ラッピング専用車」。本来は他形式と同様に全面オレンジが正式塗装だが、だいたい下半分は別の色。こういうふうに白が入っていると、初期色の「とうふ」を彷彿とさせる。つーか当家の脳内ではまだとうふ。

電車を待つ間、時折視線に「やつ」が飛び込んでくる。

みきゃんだけでなく「こみきゃん」もいるらしい。どこぞのクマと似たキャラ展開。

ご当地ナンバープレートまでも(一見わかりにくいが、緑文字が示すようにタクシーである)。いいなそれ。

いろいろ撮れてるからもう完全に新車待ちの状態。2本入っていったのに1本も出てこないとは、はて。

とうとう3本めが入った。後を追う坊っちゃん。

冬の日照条件は変わりやすい。そうこうするうちに、当初はゼブラゾーンの範囲に収まっていた建物の影がどんどん伸びて、上下線にかかるようになってきた。そろそろ来てくれないと厳しいなぁ。次こそは。

ようやく待望の新車がこちらへ向かって走ってきたのは、撮影を始めてから30分を過ぎた頃だった。

姿を見せたのは予想に反して、ついさっき坊っちゃんに先行して温泉へ着いたばかりの 5001。なんでや。5003 と 5004 はどこ行った。温泉の奥に留置線が多少あるから、夕方の混雑タイムに向けて待機でもさせていたのだろうか。

まあともかく、こうして無事に全形式確保。玄関先に旗を立てるご家庭もめっきり少なくなった現代、旗日という言葉が保たれているのは公共交通の慣習あってのことかもしれんね。

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