旅のための序曲 (3) 街の主役に出会う
18 Feb 2010
東へ行くことを目的とした西行きの旅、ここでちょっと横道へ。2度目以降の訪問になる街って往々にして「過去に果たせなかった定番モノの体験」が主目的になるんだけど、今回も多分に漏れず。
広島で一旦特急券を区切って改札外へ。乗車券の途中下車権を行使したのは久々。昼食にお好み焼をたいらげて、ではアレ見物に行くか。盆遠征の時は夜中着早朝発で何も観れんかったからね。
愛称にグリーンって付くのは基本色がグリーンだからか。と、愛称のない旧型車を観て考える。そんな広電を駅前でお手軽チェックしようという次第。
700形と800形はどことなくバスの親戚っぽい。四角いからかな。
乗客が降りるのは全員下車エリアで。そこから3分岐。奥で行先設定変更してから手前の乗車エリアに来て客扱い開始か、もしくは奥で客乗せて手前の乗車エリアはスルー。なるほど、そうやってさばくのか。
と、派手に響き渡る磁励音。
あんたか、ぐりーんらいなー。路面で爆音 VVVF というミスマッチっぷりは評価が分かれそう。目立ってておもろいけど。これより新しいのはどんな音やろ。
って考えてたらまさに最新型の max きたー。新しい方が静かなのは新幹線と同じか。騒音的には静かな方が理想だけど、音が出ないと寂しいのも同じか。
丸っこい顔の印象が強いけど、さりげなく紅葉を仕込んであるのが素敵。
一方、無印(?)グリーンムーバーも直後に登場。
ロゴとか登場年とか、タイポグラフィをデザインに取り入れる時は大抵、事業者が気合入れまくっているケースのような気がする。
こうして次々に現れると、進化の過程が垣間見れて楽しい。
そこへ突如現れた、明らかに先輩な車両。
後で調べたら、京都出身1900形。あぁ、だから京風な名前が。そしてさらに。
なにこの強烈なデジャブ感。それもそのはず、3000形は西鉄出身。現役時代は絶対に観たことないはずだが、顔のラインに記憶が勝手に反応したと思われる。
京都や福岡が行き交う街、広島。
路面電車の常として、車間距離制限が大変ゆるい。発車する前に奥から次発が出てきて、1両分も空けず後方で待機。そしてそのまま一緒に走り去ったりなんかして。
これは確かに市内に張り付いて遊びたくなるわ。今日はもう時間だけど、いつかきっと。そう心に決めて、次の特急券を買いに駅へ戻った。
Comments
おはようございます。
路面電車天国の写真、お待ちしておりました^^
ぐりーんらいなーは爆音VVVFですね。個人的には何度も行っているので聞き慣れましたw。maxはシートにも紅葉が描かれているんですよ。
他だと元大阪や神戸、ドイツ・ハノーバーや被爆電車なんて言うのもありますね。全線乗ると1日は遊べますよ^^;
おはようございます。
「車両の記録」にとどまらない撮り方は要研究ですが^_^; 観ているだけでも面白かったです。
路面電車を観るとつい吊り掛け音を期待しちゃうのは、子供の頃の刷り込みでしょうね。数回行けば慣れると思いますw
次はこっちを主目的にしてゆっくり巡りたいです。他の車両も気になりますし、maxも含めてシートの柄とか、新旧乗り比べとか…いろいろ楽しみです^_^
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