さっぽろ雪あそび (10) 保線は忍耐・1

今年入って初のヘアサロン。仕上がり自体は前回より満足だが、後処理が若干残念な感じ。駅前界隈に何軒もあるのになかなかこれぞという店が決まらない。次回もまた考えるか。
まあそれはさておき、札幌ネタは市電部門のメインイベントのお話。

2日目、未明。ささら電車を目撃するもっとも確実な手段が「始発前走行」であることは過去の経験から判っている。てことで今回もやっぱり4時台の始動。

しかし、すすきのへの登場は思っていた以上に早かった。万全のつもりで4時半に出たらもう電停にいる。足早に折り返していくところを、大急ぎで側面流しするのがやっと。
仕方ない。秘技「西4に回り込んでリベンジ」。しばしビル陰で風をしのぎながら待機。

40分程で再び登場。そういえば今まで両端での挙動をじっくり観たことがなかったが、営業車両が普段入らない車止めギリギリのところまできちんと入り込んで、線路状態を確認しているようだ。なるほど。

動物園を堪能し、大通まで戻ってランチを済ませた午後。地上に出ると、中心部でも雪が降り始めた。市電に乗り込み、進む毎にどんどん雪の勢いが増す。ほのかな期待を抱きつつ、車庫前へ。

…あれ? 晴れちゃった。ささらはおとなしく庫内に引っ込んでるし、また今年もハズレかー。

と思いきや、10分もすると今度は猛吹雪。すぐそこの電車も霞むほど。

さらにこの後また止み、しばらくすると再び強い吹雪。晴れ時々雪、という予報の字面通り、どうやら今日は終日この繰り返しのようだ。このまま吹雪が続くようなら、そろそろあの方にお出ましいただきたく。
はるばる見物に来た我々が目的を達成するか。それとも、雪慣れした市電が平常運転で底力を見せつけて終わるか。撮り鉄と札幌市交通局のコンクラーベ。

事態が動いたのは、見回りの自動車が出てしばらくした頃だった。

でたー!
車庫内の積雪をすごい勢いでふっとばしながら、遂にささら電車がその姿を現した。ささらを回転させながら(ここが最も重要)。

歩行者をやりすごし、そして本線へ向かって出動。
ぶん、ぶんぶん、ばしばしばしばし。竹製のささらブラシが路面を叩く音は想像以上にやかましい。百聞は一見に如かずとはまさにこのこと。

舞い上がる雪煙。前後を見比べれば、除雪機能は一目瞭然。積雪量がレールの高さを超えると出動するのではないだろうか、と、掃いた跡を観察した旦那さんの分析。

ささらは西4方面へと向かった。後を追って我々は次の電車で移動し、電停手前にカーブがあって撮りやすそうな西15丁目で折り返しを待ち伏せる。

普通電車が数本行った後、戻ってきたささら。発進直後、歩行者に遠慮して回転を止める一幕もあったが、その後は電停へ入る直前まで豪快に回してくれた。これで念願の「ちゃんと雪かきしてる真昼のささら電車」が撮れた。よかったよかった…
って、振り向いたら旦那さんが猛ダッシュ。あわてて後を追う。この頃には我々もすっかり札幌の雪質に慣れ、ある程度なら雪上を走れるまでになっていた。あぶないからよいこはまねしないでね。

信号待ちでギリギリ追いついたのは、西15電停の少し南にある、二条小学校入口付近の歩道橋。折しも帰宅最中の小学生たちも見守る中、ささらは快走。

こうして、わたしとしては4度目(旦那さんはさらに数回)のチャレンジにして、ようやく積年の課題をクリアすることができたのであった。めでたし。

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