たなばたのくる頃に (16) 都/学舎の足

そういや日曜くらいから白飯食べてなかったなと。月曜は概ね麺類、昨日も麺類。そろそろごはん粒が恋しくなって夕食は大戸屋に決定。こういうとこが日本人の DNA なんかね。
さて富山旅ですが、ここから2日めの本題2本め。

お昼頃。我々は食事処を求めて JR 富山駅の南側に出た。

新幹線ホーム予定箇所の見事な絶賛工事中っぷり。そして未開通の地域でもれなく出没する「新幹線を待ちわびる気持ちがそのまま出た謎の車両」が、共同企業体云々の横断幕辺りにシルエットで観測された。E2 ですかね。
ともかく駅上のビルというものがまるでない状態だったので、駅前ビルでうどんをいただいて再始動。

完成するとこうなるらしい。高岡で非常によく似た絵を観たばっかりだが、一味違う。
この線路は高架をぶち抜いて、将来的にはライトレールとつながることになっている。昨今の路面各社の中でも突出した攻めの姿勢。

そんな攻勢中の路線。それがこの日のもうひとつの主役、富山地方鉄道の市内線。かなーり省略すると「ちてつ」の「市電」ということになる。さて早速カメラを…

っていきなり新車かい!
こちらが4年程前に導入された低床車・セントラム。例によってミミ付き連接車。要するに、ついさっき観てきたポートラムや前日観てきたアイトラムのほぼコピペ。まじでそのうち北陸にはこのタイプしかいなくなるんじゃないかって勢いである。

とりあえず電停に移動。正確には「富山駅前駅」。

と、そこへ突然あらわれた、なにやらデコラティブな車両。ちてつの現役車両としては2番めに古いグループ・8000 形だが、おりしも100周年ということで電飾完備だった。暗くなる頃に観れるといいな。
この後、最初にめざす行き先の電車がやってきた。

最古参組の 7000 形。いかにも昭和が漂うレトロな車内をしばし堪能する。

10分かそこらで、第1の終端に到着。

結構適当というか車止めなどあってないような状態だが、延伸計画がなくもないと聴いて納得。

ここは「大学前」。スーパー直球な名称の場合、たいてい地域の代表的な大学を指すものと相場が決まっている。実際、すぐそこに富山大があった。ただ「前」というには若干離れているので伸ばしたいらしい。既に富山駅からのバスはあるようだが、延伸が実現したら電車に流れる人も増えるかと。

暑いので同じ電車で引き返し、1駅で下車。

新富山。ものすごく他線と接続しそうな香りのする名称だが、お相手の路線は港建設でぶったぎられた現・万葉線の片割れで、廃止されて久しかった。

この先に富山大橋があるので、そちらへ向かうことにする。

橋の架け替えとともに複線化されたとのことで、いまどきらしく実にすっきりとした橋上風景。白雲と山を背負って、また1両電車が来る。

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