わらべに還る弁天町 (3) オペレーションの敷居

今回の某誌は見事に綺麗さっぱり玉砕です。はい。詳しくは明日以降。軽く落ち込みつつも淡々と、こうはくの続き。多分あともう1回。

第4室。いきなり現れるのは、ばかでかいゲージの模型がぐるぐる走る空間。4本分のシミュレータがついていて、そのチョイスが実に地域密着。223、321、レールスター、そして言うまでもなく500も。

どこかのちっちゃい子が500を操作していたが、誰にも操作方法を教わらずやっているようで全然要領を得ず、走行途中で放置していなくなった。
思わず後を引き継ぐ。しかーし、わたしはシミュレータの類がすこぶる苦手なのだよ。マスコンはどのタイミングで緩めるのかとか、ブレーキのさじ加減とか、もう全然無理っす。どうにか駅に持って来れただけましか。

内心冷汗たらたらで、ささっと第5室へ。

いろんな形の信号が、目の高さにある。普段は見上げるのが基本なので、ラピュタのロボットみたいな物体と真正面から向かい合うと不思議な感じ。
一部の信号はボタンを押してパターンを変えることもできたが、動いてんだかよくわからんボタンも。

この奥には半分スケルトン化した101系。お子様で賑わっていた。

信号の反対側へ回り込み奥へ進むと、柱の傍らに謎の装置。

なになに、数字ボタンを押し込んで起動するとそうなるのね。ふむ。ちょっとやってみよう。押しごたえのあるボタンをしっかりへこませて、えいっ。そして見上げれば、ベストテンのパネルと同じあの方式で、黒い板がパタパタと。

…しまった、さくらは直通なんやから鹿児島までやるべきだった。博多で止めたらつばめやん。などと時代のずれた後悔をしつつ、既にレトロ感すら漂わせる初期の自動改札をフリーパスでくぐってみたりして。

続いて第6室。ちょっと意外なものがあった。

梅小路に何か併設するかもってニュースが流れた時、「関西の私鉄も」云々という一文を観て期待したのを覚えているが、既にここでやってたのね。模型ながらそれぞれ車両や、駅員さんの制帽がずらりと。

そのまま入っていくと、国鉄時代からの広告がガラス越しにぐるりと取り囲む空間。

左端はわざと懐かし系で作ったんだから当然だが、右端となんだか似ている。やはりここでも500だけが異質。

そして、阪和の車両が今とあんまり変わらなくてちょっと笑い、廣島鐵道局という字面を目の当たりにしてまたちょっと笑った。

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