みやこの空梅雨に (2) 漆黒への挑戦・前編

ものすごく久々に傘をさした気がする。多少は降らないとね。
で、土曜ネタの続き。京都までの昼特が激安すぎて、桂川の正規運賃より安い。ので京都まで往復買って、これを活かして寄り道してきた。

桂川駅に戻り、すぐ来た各停で京都へ。急いで北口のバスターミナルへ向かい、205系統を待つ。これが、なっかなか来ない。今思えば、寸前に1本出てしまったのだろう。ともかく来たのに乗って、バス停4つぶん進む。公園を抜け、入場料を払って奥へ。予定ではあと10分少々。まだやってますように。
いたー!

しばらく試行錯誤で撮ってると、動きそうな気配。斜め正面に移動すると、やっぱりそれは動き始めた。

足元からぷしゅーっと地面に叩き付けられる蒸気。
あと30分早く来れれば、SL スチーム号として運転されているところを観れるはずの車両。運転終了後に動く様子だけでも観たくて駆けつけた次第。


まっすぐ目の前の転車台に収まる。そして、ぐるっと180度以上の大回転。狙っていたわけではなかったが、偶然わたしに真正面を向けたところで回転が止まった。

ぷしゅー。また吹きながら今度はバック。ずっと下がって、最終的にはディーゼル車の隣に落ち着いた。

今度は煙突から白煙を吐き放題。辺りが特有の香ばしさに染まる。

あー、やっと来れたよ梅小路。
行った方々の話に触れるたび気になっていた、蒸気機関車館。いつでも行ける距離が、かえって機会を失わせていたのかも。新幹線以外の見聞も広めたいという気持ちが最近強いこともあり、京都市内に入る機会を活かして訪れてみた。

早速、扇形車庫の中へ。いの一番に圧倒されたのは、大きさ。

目の前に立った印象を写真に表せてないのがもどかしい。車輪の直径が…わたしの身長とほぼ一緒…。でかいよ。でかいよ蒸気機関車。もうこの時点で、ぽかーん。

車体と車輪の隙間から向こうの車両が見えたりする。

扇形で並ぶ最前部すれすれに柱があるので、複数車両を一気に収めるのはなかなか苦労した。

ならばと、運転台に上がれる階段を昇ってみる。庫内で1ヶ所だけ、俯瞰できる展望台があるんやね。

上から見下ろすのも初めて。黄金の環を冠した煙突が並ぶ。丸い胴体に沿う形状で煙突をくっつけているのも、言われてみれば自然な形だけど、予備知識のない人間にとっては新鮮な発見。

転車台を挟んで向かい合う2両。空きスペースも含めてずらっと並んでいたら壮観だろうなと、ふと思った。庫内に11両も並んでるだけで結構すごいけど。

後で数えて驚いてんけど、わずか1時間の滞在で撮ったのが50枚。だいぶ絞って20枚。だからまだまだあるんだな。続きは明日。

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