要衝の喧噪を離れて

先週の父に続いて今日は母の誕生日。おめでとうメールしたら、返事に「遂に60です」。あー、とうとう両親とも還暦越えですかそうですか。そりゃ自分も歳とるわけだ。
さて本日のお話は、なんだかものすごく前のことのように思えてしまう、はやぶさ一番列車狙いの巻。事前に下見もしていたので、その時の模様と合わせて。というより、本番の写真の方が少ない始末。

E5 デビューの1週間前。都電撮りに行く途中、東京駅で下車して、永代通りにやってきた。

なんだあのレッドブルは。

などというものに目を奪われつつ、下見開始。さて、ここからはどういうふうに見えるのだろうか。

なるほど。ビルを多めに入れたら東京らしさが出るかなぁと思ってやってみたところ、いやぁ実に逆光ですこと。そりゃそうだ。だからといって順光側に回ると、今度は防壁が高すぎてなんにも見えないので却下だし。

んじゃもうちょっと高架アップで。少しは車両がわかりやすくなったが、手前にトラックやらバスやら来るとアウトやなぁ。

さらにアップで。ん、なんだこの作業する方々は。後で旦那さんに「東北縦貫線の工事中」と言われて納得。

そして当日。

ここの一番のネックは在来線だったりする。山手か京浜東北がかぶったらほぼアウト。て、こんな高頻度運転する区間でうまくかいくぐれるもんなのか…。しかし意外にも、東京への到着、そして発車の2場面で、先頭・最後尾とも在来に遮られることはなく終わった。

せっかくなので E4 やら E1 やらも捕獲。顔に当たる朝日の反射がいい感じ。これで手前のジューキーズさえなけりゃねー、とも思いつつ、過渡期の記録としてとっておく。

下りの発車は7分近く遅れた。てっきり出発式のために時間を融通したのかと思いきや、撮影者が転落したせいだったというがっかりな結果は、その後まっすぐ成田へ向かったのでしばらく知る由もなく。

現時点で、この日がうちら2人にとって「営業運転中の E5」を観た最初で最後のシーンになってしまっている。今は全線再開に向けて懸命の作業が行われている最中だが、いつか、また平穏を取り戻した北の地で、再会できることを祈るばかり。

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