ぼくらの二日間の休暇 (1) 白の3並び
2 Mar 2010
だいぶ気持ちも落ち着いてきたので、2月第3週末の記憶を、もう一度かみしめながら書き残していこう。
撮りに奔走した翌日の月曜は往々にして現実に帰るまでタイムラグがあるけど、この時(って先週か)は地元にもかかわらず脳内スイッチの切り替えに恐ろしく時間を要した。最近連発しすぎの「撮り史上最高の思い出」を、またしても更新してしまったからに違いない。
次の 25A(B14)で、はるばるお客様がやってくる。写真は代理の 469A。駅員さんの指差確認が、こっちの方が決まってたから。
東京寄り車両から降りた人波の中に、Wisteria さんと tks_nakaさんを無事発見。2日間よろしくお願いします。
さあ、2週前にインフルで泣く泣く見送った「本番」リベンジが始まる。
…で、いきなりレンズをお借りして換装。前週の東京で、サンニッパ使うならお持ちしますよ、とのご提案をいただいていたのだ。つまり、Wisteria さんの荷物重量を更に増やした原因はわたし。本当に恐縮というか有り難い限りです。物が物だけに、自前レンズではありえないレベルで丁重にお取り扱い。
立ち位置も定めぬうちに何か来たので、とりあえずファーストショット。
う。覚悟はしていたが、明らかに画質が別物…。
色々撮ってみる。焦点距離だけならいつもの「70-200+1.4x」と似てるけど、びしっとピントを合わせればとても同じ 40D とは思えない出力。おそるべし単焦点。
到着から 29A までは1時間。しかし、下り16両シミュレーションの機会は意外と少ない。パンタグラフを視野に入れつつ、最強の敵=影を避ける位置を探りつつ。
トンネルの光遊びも再び試しつつ。
前照灯はそれぞれに眩しいけど、やっぱりテールライトは旧世代ほど素敵。
さあ、時間だ。上り線に N が入ったらすぐにその時は来る。
あの素晴らしいレンズをお借りしておいてピン甘なのが惜しすぎるが、その場で教わった、奥の跨線橋の影にパンタを入れると一番形状が強調できる、という教訓は一応活かすことができた。そしてやっぱり N なんてただの鏡です。
停車時間は短い。W1 はあっという間に西へ旅立つ。振り返り、屋根上の滑らかなフォルムをもう一度追う。
対向車のサポートで金色の輝きをまとって、大うなぎは神戸トンネルに消えた。
それにつけても、29A 迎撃中のわたしたちはさぞ壮観だったろう。3人揃って白い望遠。しかも2人は大砲。特にわたしにああいうのを持たすと、格ゲーでちっちゃい女子が巨大な斧や鎌を持っているような状態ではなかったかと推測される。
ただ新神戸というロケーションは非力な人に意外と優しく、柵を支柱にできるのは良かった。というか、確かに重いことは重いのだが、しばらく使っていると「まぁこんなもん」て感覚になってきたから、きっとわたしでも実用に堪えうる範囲の重さなのだろう。
販促体験第1部はここで終了。えぇ、2部も3部もあるんですよこれが。
Comments
おはようございます。自称・販促員ですw
御用命の際はお気軽にお声掛け頂ければ、可能な範囲でお持ち致します^_^;
荷物の重量に関しては2.5kg程度しか差が無いので、仮に328が無くても12kgを超える荷物になったのは確定ですのでお気になさらずにw
29Aの時は隣の鏡からの排熱で靄が出てしまいましたね。私の方も似たように甘めになってしまいました。置きピンすれば良いのでしょうが、手持ちだと流石に・・・。
公称2.55kgのレンズが手持ち実用で耐えられるという事は、立派な大砲使いになれると思われます。白い大砲が並ぶ姿は自分でも見てみたかった気もします^_^;
販促員さんw、こんにちはです。
その節は片っ端からお試しさせていただき有り難うございました m(__)m
ぎっしり詰め込まれたカメラバッグは実に壮観でしたが、あのバッグ自体が結構重いんでしたね。大事なレンズ群を守るために頑丈に作られているとはいえ…。
しかし、ピンが合わないのはあの熱気のせいもありましたか。そういえば他の列車で、停車寸前に猛烈な熱風をもろに浴びたような…あれも鏡の仕業でしたっけw
構えてる自分の姿は観れませんでしたが、撮影の合間、柵の内側に2本立ってる状態だけでも結構見応えありましたよ。
大砲使い見習いとして、こつこつ貯金に励むとします^_^;
こんばんは。
タイトルの”白の3本並び”を見てどうやったら新神戸で白い新幹線が3本並ぶのか本気で考えてしまいました。まだ脳が遠征から復帰していない模様です・・・。
白い大砲が並んでたら爽快ですね、浜松でうしろにゴーヨンX2まえにサンニッパがいて挟み撃ちにされ挙句に息子は”白いのええなぁ”と・・・w
その息子ですが夏に会った2人の白レンズ使いの方の影響でせっせと貯金しております!
大砲を手持ちができれば問題なしですが一脚使っている人も多く見かけます、別ジャンルですけどね。
こんばんはです。
その勘違いを狙って付けたので、ひっかかっていただけて本望です^_^
浜松のような大砲専門駅はさぞかし見ものでしょうねー。そりゃ持ってない人としては「ええなぁ」言いたくなりますよw
白いのを目指して地道に貯金する息子さんを陰ながら応援しております。て、「白レンズ使い」のうち1人はわたしだったような…影の販促員?^_^;
一脚って使ったことないのですが、腕や肩に変な力をかけなくて済むのならありかもしれませんね。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。