実録・おひとり様物語 紅葉編 (3) 遠い空を見つめ

日帰りの割に随分ひっぱった京都まとめラスト。
混雑覚悟で連休にわざわざ出かけた本当の理由、多分もうバレバレやと思うけど。尼崎乗り換えが08:52。東福寺出発が11:26。この不自然な時間のかかりっぷり。えぇ、臨時運用がありますから。

高槻発車後の新快速。ふと目が覚めた。明らかに減速しすぎ。つーかもう止まりそう。なんだなんだ。そこへ車掌さんの声。
「長岡京駅付近の踏切で遮断桿が折れており…」
誰や強行突破したんはー!
そのまま、サントリーの手前で完全停車。こりゃ 6A 間に合わんかも、と諦めて待つ。やがて動きだすと、約10分遅れのアナウンス。うわ微妙。ダッシュぶちかまして間に合うかどうか。
とりあえず走ってみる。途中の信号待ちの間に 9A が行った。それでもしつこく走り、どうにか直前に到着。駅を発車したばかりのヘッドライトがちらりと見えた。ぜーはー。
て、当然のようにベストポジションは埋まっているが。一応撮ってみるものの、見事にボケた。やっぱ金網抜きを直前で決めるのは無理やわ。

その後、いつもの場所が空いたところで張り込み開始。時折通るものを撮りつつ、刻々変わる影の具合を確かめる。東福寺の方から来た非鉄の観光客が、歩道橋を渡るついでに線路を眺めていく。
ただ、待ってはいるけど無駄足になる可能性が高いことは、最初から判っていた。9172A の通過時刻、そして下り列車も、以前 9170A で後部にかぶられた時と綺麗に1時間違い。これはほぼかぶるんじゃない?

直前2本が1分遅れで去った。回復してなければ撮れる。が、置きピンして構えたその時、無情にも背後から忍び寄る走行音…。駄目でした。フォローできないレベル。

ということで代理の300=9218A。空は青いが、太陽がピンポイントで雲隠れ中。白いやつらは直射日光じゃない方が綺麗に決まる気がする。
壮絶な失敗続きで、その後の嵐電はかえって気が楽になった。ダイヤを気にせずのんびり過ごすのもまた一興。

さて、話は天神川駅にワープ。新しすぎて違和感満載の駅舎からすぐ、地下鉄へ潜り、東西線から烏丸線へ乗り継いで京都駅へ向かう。余裕と思ってトイレに寄った間に1本逃した。次の電車で再計算すると、あれ? 到着が8分前? うわまた微妙。
乗り換えの烏丸御池。ホームは恐ろしく満杯。せめて時間短縮の努力をしようと、駅員さんに京都の降車位置を確認し、3両めに乗った。
確かに出口は近かったが、混雑は更に悪化。なんとか抜け出し、あとは伊勢丹経由であの場所にまっしぐら。空いたエスカレーターに移ってひたすら昇る。
できるだけの努力はしたぞ。間に合ったか?


移動しながらカメラを一か八かの設定に合わせ、構えてからわずか数十秒。文字通りの滑り込みセーフ。必死の努力は、半分くらい空に通じたようだ。

手前のビルの影から再び姿を見せた 9187A は、ぬめっとした光を放ちながら大阪へ向かって駆け抜けていった。
その後、数分間に行き来した2本もせっかくなので撮る。雲がかかりまくっているのは本当に惜しいが、それでも空の輝きは赤みを増していた。

よし、帰るか。ジュース屋でコーンスープを買ってホームに降りると、思わぬアナウンスが。
「紅葉などのため大変混雑しておりますので、17:04発臨時新快速大阪ゆきを運行いたします。この電車は京都始発となります」

なんと! 個人的には大阪止まりじゃ使えないので乗りはしないが、ネタとしては興味津々。それ撮ってから帰ろうっと。人混みを避け、最後尾へ移動。定期を見送って間もなく、それは現れた。
…ちょっとまて。

2008年の今になって221の新快速運用に再会するとは。

懐かしいなぁ。各停は水色201から207への移行期、快速は南瓜色の113、そして新快速といえばこの221。最もアーバンの世話になった大学の頃は、それが定番だった。
嬉しいハプニングを見送って、快速で寝ながら家路に着いた。

金曜を含め、4日連続で臨時が走った今回の連休。これを逃せばあと2回あるかどうかの、臨時4本という多発設定の最終日は、残念ながら雨に終わった。22日に行ったのは正しかったようだ。京都へ行く際、天気と相談しながら突撃日を直前まで調整できるのは、やっぱり近隣県ゆえの地の利だよな。

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