宵の頃、ターミナルで (2) 裏方包囲
10 Oct 2014
台風のせいで連休どころじゃない方も多数おられるかと。だいたい2週連続とか勘弁してほしいよねー。幸いにして首都圏は明日前半くらいまでぼちぼち天気保ちそうなので、おでかけできるうちにささっと済ませるのがよさげ。
なわけで先月末の東京駅ぶらぶら後編。

久々に足を踏み入れた新幹線ホームは、少し様子が変わっていた。稼働開始まで秒読みであろうホームドア。これは18番線で、他のホームから順次工事を進めて現状に至るようなので、最終的には東海道の全ホームにつくようだ。

ただのドアというよりは、安全確保の仕組みを補強する一連のシステムとしてやっているように見える。
当然ながら今年の東海道は、50周年に始まり50周年に終わろうとしている感が強い。
待合室の扉にもありがとうステッカー。駅の売店で売っていた「ひととき」も新幹線特集。グリーン車に乗る予定は当面ないので、車外で買えるのはありがたい。
買ったものをバッグにしまい、普段めったに足を運ばないホームの北端へ。
ふと、乗り換え経路の立て看板に目が止まる。よーく観ると、なんと全部手書き。「線」「お」など複数使われた文字を比較すると、微妙なブレはあるものの、むしろよくぞここまでディテールを揃えて書けるもんだと感心しきり。国鉄時代に培われた職人芸なのだろうか。
でだ。何をしに来たかというと、久々のアレでもちょっと見物しようかと思って。
つーか以前より人増えてませんかねこれ。
新幹線メモリアルの影響か、ここんとこ TV 等でも紹介される機会が増えているらしいイエローさん。わざわざ一番混む東京駅まで我々が出向いたのは多分3年くらい前以来だが、明らかに当時より混み合っている。
両先頭車をびっしり人垣に囲まれて、やれやれだぜ、と溜め息か、人気者はつらいっすー、と笑っているか。ともかく顔を窺うだけでも一苦労である。
人混みをかいくぐり続けるのも疲れるし、停車時間も長そうだし。品川方の先頭車付近をぶらぶらしていたら、旦那さんが足元を指す。ん?
お、これがいわゆる起点というやつですか。ほぼホームど真ん中。
それと対応する形で、線路脇に0キロポスト。黄色は北端に頭を合わせて停まっているので、通常の車両ではグリーン車付近に相当する。つまり、ここから北の 200m 程度はマイナス表示ってことすね。
運行パターンをすっかり忘れてしまっていたが、結局40分近くとどまっていた黄色。発車を見送って帰った。
まああれだけ人が押し寄せるんだったら、そりゃ全ホームにドアもつけたくなりますわ。
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