快晴スカイビューへようこそ (1) かけぬける鉄人

では、ぼちぼち25日のおでかけのまとめを。
前夜にふとひらめいて30分程で作ったプラン。翌朝窓から見えた爽快な空が、それを実行に移す力をくれた。といいつつ、バス1本逃して阪神の直通に乗れなかったのは秘密。


ぱたぱたぱたぱた。着々と減少しつつあるアレが、まだまだ現役な駅。それが南海難波。そういや、改札外から覗いたことはあるけど、入ったのは初めて。つまり、南海電車に乗ること自体初ってことか。この時まで気づかなかった。

その初乗車となる列車が現れた。手すりと屋根の波を泳いで、すいすいと。


ラピート。空港特急の名の通り、あの空港へ行くために生まれた列車。

専用ホームの入口には案内のお姉さん。気分は既に空港入口。

では参りましょう。

つややかな深い青。50000系って先週も乗ったな、と思い出したり(あっちは「形」)。

特徴的な丸い窓。ゆとりのスーパーシートは、また別の機会に。

おっと、発車時刻だ。乗らなくちゃ。

一歩入ったところに、とても簡潔な車両案内。

ふと振り返れば、窓と同じ縦長の丸い空間。そこへ女性乗務員さんのアナウンス。通路の扉を閉めます、と。…あぁ、確かに難波停車中ずっと開いたままやった。

さて、そろそろ座りますか。

実際に乗ってみて一番感銘を受けたのは、車内空間かもしれない。

なにこの座席。ビジュアルを裏切らない座り心地。JR ならグリーン車でもおかしくないレベル。でも普通車。上乗せ料金たったの500円。すごいよ南海。値段にうるさい関西だからこうなったのかな。


ドア上の LED には、たまにロゴが出る。あとは新幹線よろしくニュースと、勿論停車駅案内も。英字用の列が別個に用意されてる辺りに、空港アクセス路線らしさを感じる。
比較的少ない停車駅。ただ、いかんせん泉州の土地勘がほとんどなく、堺やら岸和田やら言われても、地名は知ってるが距離感がさっぱり。でもメジャーな地名しか言わんかったから、そこはやはり特急なりに飛ばしているのであろう。
通過駅を観ていると、いかにも地方私鉄らしいシンプルな駅が大半。たまに頑張っている駅(泉佐野とか)は、そうだなー、東武の頑張ってる駅と似た雰囲気。

長い長い橋を渡れば、いよいよ終点。わずか37分だからあっという間なのも当然だけど、快適に過ごさせてもらった。強いて言うなら、りんくう行きの親子が始終うるさかったのは御愛嬌。日曜やし。

くつろぎのひとときをありがとう。かつて思い描いた未来の列車か、はたまた飛行機か。いろんなものを連想させる、円形チューブのような車内を振り返った。

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