プレミアムとプライベート (2) 復路:阪急の巻

こないだから長居してる台風。ずっと西やずっと東のほうではいろいろと大きな影響が出ている中、なぜか関西には現時点で長距離交通を除いてほぼ何も起きていないに近い状態。いや、ないに越したことはないけど、身構えてた分の肩透かしっていうか。
では私鉄有料席乗り比べ対決の後半戦を。

速攻折り返しにより、京都での滞在は1時間を切る行程。関西居住民だからこその贅沢企画である。

鴨川に川床の並ぶ景色を眺めたのが、かろうじて観光らしき一瞬。この後に備えて高島屋に立ち寄り、お菓子を仕入れてさっさと駅へ。

というわけで後攻、プライベース。前週に投入されたばかりで、もちろん当家はこれが初利用となる。

もくじ

地上設備


空席状況案内は改札内に設置。

現時点では特急全部というわけではなく、「4号車は座席指定車両」と表記されるものだけが対象。

券売機の筐体は無し。購入はネット経由のみとなり、2週間前から事前購入可(会員登録すると専用ポイント付与)。

結果、空席案内がやたら大きな顔をしている。我々含め、お試しで乗ってみたい人々により満席の列車多数。

そうこうするうちに、我々が乗る特急が到着。こちらもしばし車内整備を経ての案内となる。

シートの方向転換が一斉に行われる様子は、どんな形式で観ても楽しいもんだ。

車内


インテリアは毎度おなじみアンゴラモケットの緑に木目。ただ後者の色合いは一般車両よりだいぶ濃い。

座席の背面も濃い木目板でカバーされている。そして先に書いちゃうと、現行車両と比較してもダントツに窓が小さい。

座席と居住性


ヘッドカバーはロゴ入り。やはり両端が大きく出ており、前述の通り小窓なこともあって、ちゃんと外を観るにはリクライニング必須。

前席との間隔は充分に余裕あり。前方の両端が空いている分、トータルではやや広いか。

テーブルは外側肘掛け内に収納、コンセントは肘掛け部分に設置。

さっき窓の話をしたが、2人席の窓側で特に顕著な点がひとつ。窓側半分は壁、正面は前席の背面、そして隣席との間にはまあまあ大きな仕切り板。3面採光ならぬ3面壁と言えなくもない。2人連れで座るとちょっと寂しい一方、ソロの人が並んでも気になりにくそう。これはもしや、和やかに観光より静かに通勤の方が向いているのでは…?
と、当時そこまで考えて、後日梅田でふと気づく。阪急で「観光目的で京都」の人、こっちじゃなくて雅洛に乗るよねきっと。

そんなこんなで、気づけば淡路を過ぎていた。

蒲田をも凌ぐ巨大要塞ができるのは、もう少し先のこと。

こうして、ひたすら乗り比べるだけの1日は終了。それぞれの特徴を踏まえて、今後も乗りたい方に乗ろう。

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