ひそやかな節目に (1) 蘇る外観

ソーラー電灯が壊れたので、急遽イケアへドライブ。するとなぜか予定外の品が釣れまくる。浴室の棚、バスタオル、さらにはシューズラック。既存所有物の場所換えも発生し、結果的にちょっとした模様替え。こうして当家の夏休みは終了しました。
さて今回は7月中旬、梅雨明け待機中のこと。

当日の朝だったか、前日の夜だったか。何をきっかけとしたかすら定かでないが、ともかくちょっとした思いつきをもとに「目的」がいくつか立てられた。めざすは神戸市内。

阪急で一気に新開地まで進み、さらに1駅。目的地からそう離れていないところに山陽の駅がある。ちまちまと利用実績を稼ぐ。

西代。地下駅ゆえに地上はきわめて地味。

でありながら、山陽電鉄の本社所在地だったりもするようで。知らんかった。

ここは長田区。曲がりなりにも神戸市民だった時期にすらあまり来たことがなく、一帯に関する知識は並の関西人より乏しい。が、ここで起きた著名な出来事は、やたら道幅が広く綺麗に整備された街並みがすぐに思い出させた。

遡ること25年前。先の震災において焼けたり崩れたりと、市内でもとりわけ被害の大きかったのが、このへんを含む当区中心部。工場や狭小住宅がみっしり並んでいた街は大規模な区画整理を受け、今世紀に入ってようやく現在の形に整ったという。

そんな道沿いをしばらく南東方向に進むと、目的地に到着。

「元祖平壌冷麺屋」さん。いや、急に平壌冷麺が食べたくなりまして。そこで旦那さんが思い出したのがこの店。世の中なにかと元祖だの本家だの名乗りがちだが、ここは本当に日本国内元祖らしい。平壌から来た夫婦が戦前に開業、3代にわたって家族経営でやっているとのこと。
12時半とランチタイムど真ん中なこともあり、小さな店内は満席。ただ他に待ち客はなく、10分ほどで着席できた。すぐに数組やってきたので、待ち時間の長短はタイミングもありそうね。

並2つにキムチを注文。確かにうまい。麺はコシがありつつ硬すぎず、スープも酸味と出汁が効いている。で、キムチもうまいけどめっちゃ辛い。スープで洗ってもなお辛い。あと地味に総量が多い。隣席の人が頼んでいた「小のスペシャル(焼肉トッピング)」がベストかも。

ふぅ。ごちそうさまでした。待ってる人いるし、そうでなくてもこのご時世、飲食店滞在時間は短くするのがお作法。
そのまま新長田まで歩き、三宮へ移動。JR と地下鉄の2択で前者を選んだのは運賃が安そうという理由だったが(実際安い)、結果的に別の意味で正解だった。それはこの日2つめの目的達成のため。

阪急の駅ビル、外観が拝めるようになったと聴きまして。

これまた先の震災にて大きな被害を受け、取り壊された旧ビル。わたしが三宮を初めて訪れた時点ですでに解体済だったため、戦前に建てられた元の姿を観たことはない。工事が進む新ビルは、下層階で往時の外観を模すというおなじみのスタイルを採用。訪問数日前に外壁の覆いが取れたところだ。

かつては大窓と同様のアーチが高架を覆っていたそうだけど、阪急の大幹線に支障する工事はいまどきやりにくいし、そこの妥協は致し方なし。いずれにせよ、来年の完成が楽しみ。

なお、地上からだと信号や並木が刺さり放題なので、現時点では JR からの鑑賞が最適という可能性も。

ひとしきり眺めたところで阪急構内へ。さらに別の目的を狙う。

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