実録・おひとり様物語 展望編 (1) 赤い電車μ

またやってしまった、ライブついでに撮影三昧。今回はいつもの追っかけ以外に、新しいものをひとつ入れてみたので、まずはそっちの話を。

朝。新大阪に来てみたら、下りホームに突然 N が現れた。何かホームの様子が違う。

あれまぁ。Z21 の試運転だった。初期車と違い、ロゴ周辺がシールの縁に沿って汚れていないのが新車の証。これからいくらでも走る N だが、試運転なら話は別やな。

その後はいつものやつに乗り、並走する223やら何やらを鑑賞しつつ、あっという間に名古屋到着。

夕方に着けばいいのに、乗ったのはやっぱり定番 6A。でもさすがに、名古屋で6時間つぶす手段が見つからない。もうちょっとだけ東へ行こうというのは、そこから思いついた計画だった。6A 乗車ありき。
調べていてひらめいた。豊橋までなら JR 以外に、もうひとつ走ってるじゃないかと。そう、名鉄。残念ながら赤のパノラマカーには間に合わなかったが、どのみち完全未乗路線、何かに乗るだけでもおもろいかもしれん。

一旦地上で高層ビル群を鑑賞し、買いそびれていたのぞみ回数券を地下の金券ショップで入手したら、そのまま名鉄のきっぷ売場へ。えーと、確か18分の快速特急でちょうどよかったはず。が、券売機を操作していって表示されたボタンに、いきなりテンション急上昇。
「展望座席あり」
あるのかー!!

気づいたら押していた。えへ。どんな車両が来るんかなー。超楽しみ。早速改札をくぐる。

別料金の「特別車」。小田急でいう特急相当なのだろうが、名鉄名古屋駅ではのりばまで別。文字通りの特別扱いを実感しつつ、3番線へ。

次から次へと、電車が来ては去っていく。地下ホームということもあって、「暗いところで動く物を撮る」練習をまったくやってないカメラではろくなものが撮れない。それでもいくつか記録しているうちに、お待たせの快特登場。

うわ。客席が2階か! そんな位置にある展望車に乗ったことなど一度もない。どんなものが見えるやら。これは楽しそうだ。

階段を昇り、一番前の席に着くと、トンネルの外に出た。すぐさま何本も対向車が。

そうそう、乗れたとしてもああいうタイプの車両(最前面に運転席しかない)だと思ってたのよ。だからこそ、特等席を体験できた喜びもひとしお。ま、ガラスが鳥の落とし物で少々汚れているのはご愛嬌ってことで。


2階席になっているおかげで、空が広く思える。真横にも相当低いところまで窓が。こんな感じ。

そんな開放的な最前列で、すれ違いが来るそばからついつい撮ってしまう人。ガラス越しは難しいね。





しかしこうやって観ると、えらいバリエーションあるな。JR 乗っててすれ違うやつがほとんど2番目タイプっぽかったから気づかんかった。全車両が似た感じな会社の方が少数派なのかもしれんが。

そうこうするうちに、1時間足らずで豊橋。JR に1線だけ間借りしてるような状態らしく、東海車ばっかり並ぶ空間につっこむのはちょっと肩身が狭そう。

まあともかく大変おもしろかったよ。その名に違わぬスーパーなパノラマを楽しませていただいた。ありがとうパノスパ!

さて、ではそろそろ JR に乗り継ぎましょうか。

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