とある皐月の開花宣言 (8) 緋色玩具

先週の仕事の後始末がまだまだ続いております。今月中はこんな感じかも。早くも若干疲れつつ、休日の記憶で気力を補充。そういう効果もあるんやな、ここって。貴志川線最終回。


次の電車で戻ろうと決めたその電車が、もうひとつのネタ車両。

おもちゃ電車。略しておもでん。このへんの意匠は、後発のたまでんに通じるものがある。

大変混雑していたので、窓際の棚に寄りかかって行くことにした。

SHOP だから物販スペースになることもあるのかな。しかし、別の何かをつい想起する色とフォントだ。…背後から視線を感じる。

ケロロかー! 何かこうガンダム的な気配がしたんだよ、うん。

たまでんで感覚が麻痺してしまったのか、ほぼ普通に電車として乗ったまま素直に和歌山到着。

大半の人がさっさと降りたところで、改めて車内を眺める。

こちらの日除けも特製。

今度は隣の車両にも行ってみた。

背もたれにバリエーションがあることを除けば、比較的すっきりとした内装。と言いつつ、片隅の椅子の上になにかいるけど。

連結部付近で派手に遊ぶのは、このシリーズ共通のようだ。右の棚にはプラモデルやフィギュア。左の棚には、いちご&おもでんの B トレ。これを撮っている背後にはガチャガチャの列。確かにおもちゃだらけ。

きっと遠くから観ても目を引くであろう、真っ赤な塗装。

ほんわかイラストの印象が強いたまでんと対照的に、きっぱりとしたデザイン。

その中にあって、水戸岡さんの筆跡を窺わせる手描きテイストのマークが、そっと暖かみを添えているようにも思えた。

ホーム端の物販スペースは、まだまだ賑わっている。わたしも会社用に「たまあられ」を買い求めて、貴志川線の旅はお開き。

駅の正面へ抜け、やけに綺麗な駅ビルで遅い昼食。その和歌山ミオがほんの1ヶ月前に開店したばかりだと知ったのは、帰りの紀州路快速へ向かう階段の途中だった。

梅田へ戻って散策中に見つけたワンダはやっぱり2人とも当たらなかったけど、それは気にしない。陽が沈むのを眺めながら32番街で控えめにおでんを食べた後、最上階から見下ろした夜景は、以前ひとりで立ち寄った時のそれとはなんだか違って見えた。

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