静かなる緑のみやこに (1) おためしワープ

自重しすぎて息が詰まってきた。家族と雑談の結果「完全防備の上、若者向け繁華街を避ければいいんでない?」ということで、とうとう出かけてしまった。梅田と三宮を回避した結果、またしても京都。当初は米原も考えてたんだが、直前で路線変更して移動してたら滋賀県で発生のニュースが携帯に。運がいいと言うべきか。
想定外にネタが多くなったので、3部構成にしてみる。

可能な限り人との近接を避けるため、ある作戦をとった。

新大阪から、はるか。この短距離にあえて特急。新快速があるから、わざわざ630円出す人はそんなにいないだろうと。案の定、前後左右に誰もいない場所で悠々着席。
つい小田急の感覚でホームの特急券売機を探してしまったが、そんなものはなく。普通に車内で買ったよ。

初めて乗ったのは受験の年。途絶えた新幹線のかわりに関空を使い、梅田の宿へ向かうのに選んだのがはるかだった。当時ノートに書いたレポには、ヘッドカバーが黄色で驚いたとある。でも時を経て乗ってみて、興味を引かれたのはそこではなかった。

こういう表示器を観ると、新幹線も在来線も「特急」なんやな。

窓が広いって素晴らしい。100系の大窓を思い出す。
そして写真には残せないが、磁励音。207の1000番台とか、もっと言うと300とか500とか、あれと同じあの大好きな音。281も仲間やったんかー!!

終点の京都まではあっという間。西寄りのすみっこに到着。

そこから、あてずっぽうに走る。あと数分で来るはずなんよ。順光側の琵琶湖線ホームに回ったら、発車する新快速の窓の向こうに、滑り込む深緑の車体が見えた。あぁ、無理やったか。

まともに撮れたのはロゴくらい。どっちかというと、これに関しては撮るより乗る方が夢。金と時間を豪勢につぎこんで札幌往復。最高やん。

おまけにスーパーはくと(これも一度乗ってみたい)の細い方を収めて、第1目的地に向かった。その話はまた後で。

用事をすべて済ませた16時過ぎ。帰りもまたはるかってのは芸がないなぁ。と電光掲示を眺めていたら、ひらめいた。

サンダーバード。雷鳥なら大学の頃、確か劇団で行った温泉旅行で往復乗ったけど、こっちは初乗車。それなりに人は乗ってるものの、隔離席は無事確保。

実に落ち着いたカラーリングの内装。表示器には若干古さを感じるが、この雰囲気はいい。しかも、これまた例の磁励音。やっぱりわたしは西の車両が一番好きらしい。ポイントは何やろ。色合いか?

次はこんなおまけ乗車やなくて、まともに加賀とか行きたいな。

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