The Imperial Palace (2) 色づく道
7 Dec 2014
今日は終日自宅でおかたづけデー。もう用のなさそうなものを思い切ってガンガン捨ててすっきり。だが、部屋の見かけ上はほとんど変化がないという地味すぎる結果に。ま、見えないとこからコツコツとですね。
では本日も引き続き皇居乾通りから。
目を見張るほど、燃えるように真っ赤なもみじ。木の全体がまんべんなく染まっている。これは見事だ。おそらく、今年観た紅葉の中では一番ムラなく濃い発色だったと思う。
落ちた葉に手を伸ばす人もあったが、そこへ誘導氏が「落ちているものは陛下のものです。わたしの観てないところで拾ってください」と笑いを誘いつつ抑止。
その誘導氏、他にも紅葉はまだありますから、とも言っていた。実際、通りの右側やもっと先にもいろいろな色の木が並ぶ。
こちらはオレンジと黄色のグラデーションがひときわ美しかった。
真っ黄色なもみじもあるのか。これまた全体に均等な色合いで、遠くからでも見応えがある。
と、左右から目を楽しませてもらいつつ、一方通行の道を人の流れのままに進む。
しかしすごい人出だ。観覧後、ランチに入った店で流れていたニュースで、11時の段階で既に3万人超が訪れたとあった。我々も3万人の中の2人として勘定されていたかもしれない。
さらに進み、吹上と書かれた警備拠点を通過。ということは、この門の奥にあったのが吹上御所か。昭和末期頃テレビで何度となく耳にした名前に、ふと懐かしさを覚える。
今回の公開コースは、途中で分岐していた。一方は右折して東御苑へ、もう一方はまっすぐ抜けて乾門へ。東御苑は過去にも訪問したことがあるので、初めて使う乾門を選択して直進。
色とりどりの並木の奥に見えているのが乾門。そちらへ向けて切れ目なく続く人の列。朝いちから入った人はもうとっくに出た後だろうが、それでも前も後ろもびっしりと人で埋まっている。
場内へ足を踏み入れてから、30分足らず。乾門に着いた。
その形状、そして門越しに見える外界で、旦那さんが気づく。「ここ北の丸公園の最寄りか」。なるほど、そこに出るのか。へぇ。
風格と威厳ある構えの中、繊細なデザインのライト(これは坂下門も同様だった)に目を細めつつ、門をくぐって見学は終了。
なおニュースによると(昨日分をネットで観た)、我々が宮内庁庁舎前を通過するちょい前くらいに、そこから両陛下が通りの賑わいをこっそり観ておられたとかなんとか。春と秋の公開は陛下の傘寿記念とのことだが、一般国民としては普段入れないエリアで散策する機会をいただいたわけで、貴重な体験であった。
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