坂の上のバーミリオン (5) 降る桜花

ちょっと仕事で都心へ。いい機会なのでついでに CD 屋に寄ったはいいが、久々に後悔する羽目に。うーん、ぱふゅが毎回余裕だからって甘く見ていたようだ。すいません。配信での補完を前向きに検討します。
と、そんな今日は箱根のんびり撮影のラストを。

そういえば、と旦那さんが思い出す。上大平台信号場を安全にじっくり眺められる場所があるはず、と。どこに出るかよく判らない道をなんとなく進むと、上手い具合にその場所を見つけることができた。

着いてびっくり。折り返し地点の真ん前だった。ほどなく2本の電車が揃って、交換タイム。

なるほど、1000形と2000形はそこが違うのね。どちらにせよ顔が小田急っぽいのは系列会社だからだろうか。

右の電車は左へ、左の電車は右へ。分岐を渡り、それぞれに急勾配へと向かっていった。

車道沿いに降りて住宅地を抜け、たまたま見つけたベンチで休憩。すると、すぐそこの踏切で接近音。

ベンチから立ち上がると、少し前に登っていった金太郎が下りていった。今日はよく旧式に会う。

その踏切は、大平台で最初に撮った踏切の隣。傍らには見事な枝垂れ桜。若干終わりかけではあるが、まだまだ多くの花が残っていた。一杯やりながら電車を待つ人や、近くで家族を待たせてちょっと撮る人がちらほら。うちらもここで撮ることにする。

どう撮るか悩んでいるうちに電車登場。突然そこの女性が大きく動いたりして虚を突かれつつ、なんとか収める。が、もうちょっとなんとかしたい。旦那さんももうひと工夫したいようで、少々粘る。

多少ボツを出しつつ、20分弱。青空と桜を活かすにはこの辺りかなと。お互いにそこそこ納得したところで、ぼちぼち帰りましょ。

せっかく箱根まで来たので、ちょっと熱い立ち寄り湯で汗を流して、大平台駅に帰還。

隣はスイッチバック駅…ではなく、そこに説明が書かれている。

最後に乗ったのはサンモリッツ号。前回「登山電車は観るだけ」だった時に見かけた、両陛下御乗用に使われたスイス塗装のアレ。

強羅553m、大平台349m、そして最後の信号場の時点で234m。湯本は撮り忘れたが108m。「登山」というだけのことはあると納得する数字。

こうして湯本到着。またのお越しを。えぇ、是非。
この後、前と同じ店で買って帰った魚はやっぱり美味だった。

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