羽越、雨のち晴れ。(2) しらなみの海・1

台風で遅延してた高校野球、やっと始まったなぁ。観戦してるわけではまったくないのだが、夏の甲子園といえば昔住んでた家の徒歩圏内に某県代表の定宿があったのを思い出す。大型バスとかが出入りしてるうちは勝ち残ってる証。今年はどこまで行けるかな?
さて6月の日本海攻略はここからが本題。

今回のタイトル通り、本来の目的地は羽越本線。高速に復帰して一気に新潟市付近をスルーし、県内有料道路の北限を越えて(厳密には無料区間を途中で離脱して)沿岸部へ。

鉛色の空の下、寄せては返す潮が無骨な岩に砕け散る。ある意味とっても日本海らしい光景。

何度か休憩所として利用することになる「駅」に、初めて入ったのは10時台のことだった。

道の駅兼 JR 駅。前者としては「笹川流れ」、後者は「桑川」と別々の名称をもつ。正確に言うと後者に前者を併設したようだが、どう観ても道の駅が本体です。鉄道の運行頻度に比して駐車場のキャパがありすぎ。

微妙にわかりづらいところ(全体写真でいうと自販機の裏)に駅入口があり、食券売場レベルの簡素な券売機が佇んでいる。列車はしばらく来そうにない。

車道を挟んだ対岸では、階段のすぐ下まで海が迫っている。およそ西北西に面しており、晴れていれば夕方には大変素晴らしい景色が広がるとのことだが、本日は望むべくもなし。

道の駅が名乗る笹川流れとは、天然記念物でもあるこの一帯の海岸の名前。この日はおよそ日の暮れる頃まで、エリア内を中心にうろうろしていた。
線路と並行して走る国道は、夏の観光シーズンに向けて絶賛工事中。我々は北上と南下を繰り返し、片側交互通行区間も含めて何度も何度も同じルートを行き来したので、工事現場の皆様には「なにやってんだあの首都圏民は?」と思われていたかもしれない。

昼前にしばし腰を据えたのは、狭義での笹川流れの北端近くで見つけた集落。

荒れる日本海を横目に、混色編成の普通電車が平然と通る。

車両は4両だったり2両だったり。遠目にも目立つカラフルな車体ではあるが、この冴えない天気ではうねる海の方が主役。

と、そこへ更に目立つ車両がやってきた。

485 系にはよくあることだが、まるで原型の面影を感じさせない大改造を施された「きらきらうえつ」。彩度の低い景色にワンポイントの華やかさ。

海に暮らす人々の生活感あふれる家並みの背後を、滑らかに駆け抜けていった。

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