Review – 浅倉大介 : rip-Dinner Show Live 2009.12.23 / 2010.02.05

※この記事は旧バージョンと並行して更新しています。内容は全く一緒。

たみふる効くなぁ。金曜夜あたりからすっかり平熱域に到達。名刺は20枚刷り上がり、たまたまやってたポニョも全編観れちゃうほどに。ただ回復と比例して、出撃できない無念さも増幅してくるわけで…。
まぁおちつけ、と1曲ダウンロード。慣らし運転ならぬ慣らし更新ってことでひとつ。

舞浜最前で初聴きの時は「おぉそう来たか!」という驚きが強いアレンジだったが、今効くと少し感想が違ってきた。
曲本来の意味に近くなったね。
気心の知れた方が急逝したことから生まれた曲とはいえ、原曲はその BPM の速さもあってか「曲の半分以上はノリノリ」という状態に、良くも悪くもなっていたわけで。
それが今回、どストレートなクラシカルアレンジに落とし込まれて、もともとの成り立ち=鎮魂曲の色合いがどっと濃くなった。各パートの強弱による抑揚の付け方にしてもそうだし、音数が抑えられたことで終始貫かれるマイナーコードがより浮き彫りになったというか。

…まぁ、こういうのを今のわたしに聴かせると、どーしても文意がずれるのは言うまでもなく。かの地の雪に気もそぞろになってないで “rest in peace”、おとなしく寝とけと。はい。健康でないと趣味のひとつもままならないのだ。

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