Review – 風魔の小次郎 音楽集 キャラクターソング / 2007.12.19

基本的に今年は、とにかくひたすら大ちゃんにメロメロにされた1年だったわけだが。購入が24日だった関係で、わたし的に締めの1枚となったのがこのキャラソン集。しかし、苗場や舞浜の後だと、7曲のために4000円近い投資も「それがなにか?」になってしまう不思議。
なわけで、やっと聴く時間取れたのが嬉しくて仕方なかったんで勢いで書いちゃった。
結局ドラマ本体を一度も観れなかったので、そういう意味での基礎知識が大幅に欠けてるのは見逃してね。

01. 烈風の証/Wind And Blaze
そこはかとなく Iceman ぽい! いい意味で。このマイナー基調のメロディ展開と、かなり速めのテンポがそう思わせてるに違いない。ギターの厚さが荒っぽくていいね。
てか、主題歌のような雰囲気さえ漂ってるのは、彼が主役だからか?

02. 魔鏡の射手/Shut It Into The Mirror
あーたまんないねこのリード音ってば。サビ裏のピアノもうっとりだわ。そういう音色的にいうと、強いて言うならガンダムモードの西川くん系統?
ヘッドホンで聴くと、特に間奏で左右振り分けをフルに駆使してるのが判って楽しい。

03. 朱き焔/Vermilion Flame
前2曲がハードっぽかったんで、ここらでちょっとほっとする感じ。過去のミディアム曲でいうと、ウツソロ方向に通じるものがあるかも。キー変えたら女の子でもいけそうな優しい空気。

04. 幻奏/Mistiness
ぽこぽことしたシーケンスが異世界風味というか、オリエンタルな音世界を構築してるねぇ。キャラソンなのにこんなにインスト部分(特にたっぷり取った間奏)が主張してていいんだろうか、と思ってしまうくらい。

05. 約束の羽/White Feathers
双子っていいなぁ…。この見事な相乗効果、他人同士では絶対無理な何かを感じる。
てことはつまり、その良さを感じられるようなメロディの作り方をしてるってことよね。希望に向かって行けそうな前向きメロディもあいまって、心穏やかになれるひととき。

06. 氷葬/Hoarfrost
前曲とのギャップがすごいな。並び順の妙もあるが、敵方(だよね?)故のこともあるか。このダーク感、最近の大ちゃんソロが好きな人にはめっちゃツボだと思うよ。
しかし、この人だけ明らかに歌い慣れまくっているな。

07. 覇皇星/The Revelations
このソリッドな音でさらに聖歌隊つきと来たか。ラスボスのようだ。
でね、聴いてるうちにバックでずーっと流れてるフレーズが癖になってくるの! いろんな意味で中毒性あるというか、あえてそういうとこを狙って作られてたりするかも。

総評:
いやもうほんとに素晴らしかったです。手放しで絶賛。
大ちゃんがソロやプロデュースで培ったあれやこれやのエッセンスが、どばっと惜しみなく注ぎ込まれてるのをひしひしと感じた。確かにこれ、大ちゃん本人が言う通り「デビュー曲を7つ作った」に近い意気込みだわ。
で、これ初回盤だからね。イベント応募葉書出さなきゃね。忘れるなよ自分。

さて、これが本当に年内最後の CD レビューとなってしまうかどうか。それは CV の仕事ぶり次第。もし間に合ったら大晦日滑り込みでも書きたい。無理か。

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