燃ゆる長月 ’15 (1) 宵祭の部・1

寒っ! 月が変わったからいきなり気温が下がるってもんではないが、家でも靴下履きたいとか、買い物には上着が欲しいとか、服の基準がガラリと。衣替えがこの時期なのは伊達じゃないな。
さてここからは「大阪の祭りを撮ろうシリーズ」第2弾。例のアレに再び行ってまいりました。

もくじ

ごあんない

祭りの雰囲気を最大限に伝えるため、祭り参加者の方に対するぼかし等の加工は行っておりません。もし御自分が写っており、なおかつ掲載をご希望でない場合は、本記事コメント欄までおしらせください。

当初、シルバーウィーク前半は別の予定を立てていた。が、2つの理由によって変更。ひとつは旅行予算を今月の長旅へ多く振り分けるため。そしてもうひとつはうちの両親。
父がこの夏に定年退職となり「職場に近い」という泉州暮らしの理由が消えたのを機に、美濃への引っ越しを決めた。既出の通り父方祖父母は既に他界したため、残る母方祖母に近いところで母を過ごさせたい、と父は考えたようだ。長年の夢であった田舎暮らしもついでに実現することとなり、父的には一石二鳥。

なわけで、泉州で気軽に泊まれる拠点があるのは今年で最後。せっかくなので、もう一度観に行くことにした。3年ぶりの岸和田だんじり。
到着早々、まずはイートイン屋台で腹ごしらえ。ちょうど食べ終わったところで、行列接近の気配。

初日らしい余裕のある表情で、角を曲がってきた上町の皆様。…ん?

なにか衣装のおかしい人がちらほらいらっしゃいますね。ニンジャタートルズが数名。だけかと思ったら、ヲタのテンプレみたいなチェックシャツ数名。さらにメイドさんまで。

よーく観たら鳴り物担当も明らかにおかしい。宮入りのない日の曳行は、このくらいのフリーダムもありなのであろうか。前回そういう記憶がないんだけど。

と、初っ端からネタシーンに出会ってしまったが、ともかく撮影モードに移ろう。

食休みの両親と分かれ、屋台の並ぶ通りを進む。いつも通りの縁日状態だが、今年はひときわ目を引くものがあった。

なんと「だんじり型ビニール風船」。観ての通り、やや大振りのおもちゃサイズ。中身は空気なので、お子様でも軽々やりまわし可能。調べたところ、数年前に売られていたものが復活したようだ。

大通りを歩く分には、前回より人が少なく感じた今年。実際、大型連休で人出が他の観光地に分散した影響はあったようだが、例の場所は全然そんなことなく。

やっぱり大人気の岸和田名物クランクルート。座っている人の辺りはミニ脚立を椅子にして待つ人ばかりだったので、余地のありそうな左側に寄ってみる。

とはいっても自分の背丈では、後列だとどうにもならんねぇ。人の入れ替わりに身を任せて、少しずつ前進してみることにした。

ここから長期戦を強いられることになる。

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