せたレンジャーが行く (5) 橙の塔の街

最近実家からメールが来るのが月曜恒例になってきた。しかし「物資は足りていますか?」って今の首都圏ならそんなに困ってないっすよ。強いて言うなら、いつも買ってたヨーグルトが見当たらないくらいか。
といったところで世田谷線ラスト。

そもそも全線で10駅しかないわけだが、1日乗車券を持っていると1駅でも気軽に乗れるのがいいところ。そして、この日最後の乗車もやっぱり1駅、西太子堂まで。え、何故さくっと三軒茶屋まで行かなかったかって? だってそこだと近すぎるんだもん。
最後にとっておいたお楽しみ、それはこの路線の名物のひとつであろう、アレ。

西日を浴びるオレンジのビル。キャロットタワーとのツーショットは、高層建築物好きとしてはやはり撮っておきたかったわけで。

そのままのんびりと歩いて、三茶をめざす。

つい先程後ろ姿を見送った車両はとうに駅に着いて、次の発車時刻を待っている。わたしたちが踏切を渡る頃にはもう動き出していた。

すぐに到着した後続の顔と、この規模の路面電車類にしては随分立派な三茶の駅をのぞきこむ。

で、そのまま、下高井戸同様に自由通路化されている降車ホームへ。照明は白みが強いけど、煉瓦の壁は年月を経て味が出るといいな。

ところで。高いところ好きの我々が、行かないわけないですよね。タワーの展望フロア。そりゃ行きましたよ。

おー、見える見える。新宿もよく見える。

そして見下ろせば、当然さっきの視点を逆方向にした形に。

今更言うまでもなく、世田谷といえば住宅地。見事に密集した中を、この高さからでもはっきり色の判る電車たちが仲良く駆ける。

こうして、午後のひとときをふんだんに使った撮影は終了。その後軽くお茶でも、と立ち寄ったドトールが人大杉で、なかなか座れなくてケーキ片手にしばらく途方に暮れたのは御愛嬌。

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