香り立つ森に抱かれて (5) 和む斜面

ついさっき気づく。またしても NAS の RAID が片方お亡くなりになっていることに。おいおい、今年変えたばっかりですがな。半年以内に。ディスクが不良品だったのか、はたまた本体を疑うべきか。うーむ。対策考えないと。
と頭を抱えつつ、彼岸頃の布引散歩はもうちょい続く。

温室を出た後は、どう考えてもオフシーズンであろうラベンダー園はスルーしてメインルートに戻り、さらに下っていく。

しかし、たいていの季節は何かしらの花が咲くもんだ。四季を感じさせる庭園では、実にさまざまな色の花が多数あって目を楽しませてくれる。

ぶどうがなっているような気がして近づいてみたら本当にぶどうだった。藤棚には馴染みがあるけど、こうやってぶどうを観る機会もあんまりないかも。

棚の下のベンチでくつろぐ人あり、ゆっくり散歩する人あり。山頂でも思ったけど、意外と訪問者がいるもんだ。ここ布引しかり六甲しかり、市街地からちょっと交通機関を使うだけで、こうして緑いっぱいの空間に来られるのは、神戸周辺のいいところかもしれない。

長い下り坂をしばらく進むと、ようやく前方に駅が見えてきた。

あちらがロープウェイの中間駅。往復きっぷの4分の1くらいは使ってない計算になる気もするが、実際来てみてわかった。ハーブ園全体を楽しむという意味では多分この使い方が正統派。

往路に見下ろした芝生はここ、風の丘。ちょうどコスモスがいい感じ。

暑いくらいの陽射しの中、丘をゆっくりと下る。改めてこりゃなかなかの傾斜で。

この丘を下りきったところが、ハーブ園の有料エリアの境界線。下から歩いてきた人は、ここで入場料を払って上るわけだ。我々にとってはここが出口。

歩数を稼ごうという軽い気持ちで出かけた割には、予想以上に満足度の高い、ちょっとした秋の思い出になった。

当家は参加してないけど、園内を回って目印を探すラリーのようなイベントが開催されていたのも、人が多かった理由のひとつかもしれんね。

ふもとまでのお帰りは再びロープウェイで。窓から景色を眺め直して、もう1ヶ所お立ち寄りを決める。

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