年の終わりの日光詣 (6) 散策一本道

水曜はちょっと早退することにした。いや、たまにはゆっくり休みたいとかそういうのもあるけど、それ以前に確定申告がまだなんすよ。ツッコミは多分入らないにしても、直接提出する方がなにかと融通も利くからね。
では引き続き年末プチ旅から、東照宮拝観後のお話。

バスが進む道路を下ってもよかったんだけど、どうもバスルートは遠回りだったような気が、駅前バス停で観た経由地の記憶から漂う。別の道にしよう。

バス停1つ分戻ったあたりに、いかにもな下り坂を発見。ここだけ観ると延々くねってそうな印象すらあるものの、なんのことはない、下に着くまで全体としてはゆるい左カーブだった。ただし傾斜はそこそこある。こりゃバスが遠回りするのもわかるわ。

結果としてバス停数個分ワープしたことになる。

車道に出たところに、真っ赤な橋が待ち構えていた。神橋という。その名が示す通り神社に関係するものなんだが、東照宮ではなく、隣(?)の二荒山神社に属するもの。渡れる機会は限られているらしい。

岩山に囲まれた赤い姿は目をひく。
なお余談だが、橋の右岸手前にあるコンクリートのでっぱりは廃線跡の遺構と思われる。川の中にも柱を立ててたっぽい足場が残されていた。

さて、神橋と平行して架かる橋で川を渡ると、あとはもう駅前まで続く大通りを下るのみ。

つーか結構な坂道っすね。1軒分進むだけで明らかに床が下がっている。

ともかくこの道が、東照宮と駅との間をつなぐ重要ルートであろうことには変わりなく。かつての街並みの雰囲気を伝えているであろう建物も多い。

途中、対岸においしそうな羊羹のお店を発見し、思わず渡ってお立ち寄り。義母さんへのおみやげとなったが、試食が美味しかったので自分用も買うべきだったか。

通りに面してはいなかったけど、役所と思われる建物もなかなか気合が入っていた。こうなるともはや城やな。

そうそう、歩いている間に、往路の車窓で気になっていたものを改めて発見することができた。

土蔵ではなく、石造りの蔵。どうやら大谷石というらしく、栃木県に入った頃からこのタイプの蔵をあちこちで見かけた。

石屋町という名を持つ町内も経由した。いい石のそばには、それを支える職人と、使い続ける人の存在があるのだろう。

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