たったひとつの勝利のフライト

さいたまにしろ関西にしろ、どう転んでも喪中につき、当家一族に正月というものはない。少なくともおせちと初詣はない。が、帰省はするんで、多分これが今年最終更新になると思われます。皆様どうぞよいお年を。
てことで、特に脈絡はないが今月上旬の羽田のお話。

いつもの皆様との忘年会の翌日。飲んだ帰りが遅くなるのはわかりきっていたので、休みをとっておいた。ゆっくり過ごした後、昼過ぎに出動。

あらいい天気。やっぱ2タミは冬の午後がダントツで綺麗やね。まあこれだけ晴天だから釣られて出てきたともいう。
しかし、ものによって上がりポイントがえらい違う。C 滑走路が延長されたのはこの数日後のことだったのだが、もう運用されてんのかと思っちゃうくらいさっさと脚が離れる機体あり。

かと思えばだいぶひっぱる機体あり。どこで飛ぶかは運次第か。

例のアレはどうなりますかね、くまモンさん。

「例のアレ」とは、この日飛来してきたことが事前に判っていたスペシャルマーキング機。ノーマル版をちょっと前にここで載せたばかりのルフトハンザ 747-8I である。
が。定刻なら 15:20 ドアクローズのところ、さっぱり来ない。デッキ上はどうやら同じことを考えた人ばっかりのようで、待機にも飽きてきてひまそうにしつつ、吹き付ける風に身を縮めていた。国際線にはよくあることだとは思うが、まだかなぁ。

待ち続けることしばし。16時頃になって、ようやく主役のお目見え。

今年開催のワールドカップに合わせて “Fanhansa” ロゴをつけたものが数機登場。うち1機だけが、ドイツ優勝に伴って “Siegerflieger” の語句を追加された。8I としての初日にもコレを使ったそうだが、意外とちょこちょこ日本に来ている模様。

南端まで行って着陸機をやりすごし、そして滑走へ。

ほんのわずかだけ残っていた西日を側面に受けながらの加速。

遠方へ帰る大型機は、やはり相当ひっぱってからの離陸となった。どうにかスカイツリーとのコラボも収まってひと安心。ぐるりとターンして小さくなるまで見送った。

ようやく目的を果たして戻った室内の暖かかったことといったらもうね。

コンビニおやつを仕入れにエスカレーターを降りたら、吹き抜けが色づいていた。あ、クリスマスね。

青く輝くツリーを眺めて、この日は撤収。休み甲斐のある平日だった。

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