オンリーワンのある街 (12) ゆとりと複合・2

シャバの空気を吸うのがさいたま以来というのもどうかと思うが、ひとり暮らしじゃないから逆にそれが出来てしまうという話でもあり。健康にはよろしくないから、何かしら外出はしたいものだ。
ということで、へんなバスのお話後編。

大曽根ゆきの動きを追うべく、我々はとある敷地の外周でカメラを構えた。

道路からすぐのところに、ちっちゃい校庭くらいの広さのロータリーがある。一般車が入れないなら歩行者もだめだろう。ということで外からの見学。

先程ここまで乗ってきた車両も、この辺りで一旦停止してなにか操作していた。どうやら、あの柱の手前までが「道路」で、そこから進むと「専用軌道」に入る、ちょうど境目のようだ。

再び動き出し、すぐにスロープを登る。この時点で、もうあれは特殊なのりものに変身済で、ただのバスではないということになる。まあ足元見えてなけりゃただのバスなんですけど。

このロータリーの脇に、ゆとりーとを運行している三セク会社「名古屋ガイドウェイバス」の本社がある。

日本初。まあ厳密に言うとガイドウェイバスという方式自体はよかトピア場内にもあったらしいが(※博多の博覧会。行ったのにバスの存在をまるで覚えていない)、常設路線としては初。てか、2例目が現れるかというと非常にあやしい感もあったりなかったり。バスと電車のいいとこどりを目指したのはわかるんだけどね。

そうこうしているうちに、下り(大曽根発のもの)も来た。

右奥にちらっと見える丸屋根が小幡緑地駅。そこを出てすぐの時点では、まだガイドウェイ使用中。

やはり境界で停まって切り替え作業。

出てくると、なぜかすぐ左右に急カーブ。旦那さんの説によると、絶対にハンドル操作を強いられる線形(あ、ここはもう道路か)にしておくことにより、ガイドウェイモードから一般バスモードへの切り替え完了を実地確認しているのではないかと。なるほど。

ちなみに、これは今年春に入ったばかりの新車。置き換えと増備を兼ねている模様。
よく観ると随所に「編成番号」ぽいものが書いてあった。法律上は無軌条鉄道ってことになってるかららしい。でもしつこいようですが、ビジュアルは何回観てもバス以外のなにものでもない。

そんな感じで観察をひととおり終えたので、中心部方面に戻るとしよう。

全部高架なので、必然的に駅もまあこうなるわな。ここは真下が歩道だからこうなってるが、下が道路な場合は入口も上下線分かれているようだ。そのへんは普通の新交通(新交通の時点で普通じゃないというツッコミはさておき)と一緒。

ホームで待ってる間にじわりと増える客。なんだかんだで地味に乗車率はあるっぽい。

対向車両の足元を改めて観察すれば、そこには案内輪。思い返しても、つくづく不思議なのりものである。
結局、復路は往路以上の大入り満員。カメラの出番がないままに、バス車両だからこそこなせる無茶線形などを車窓から堪能しつつ戻ったのであった。

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