異邦人、香港に願う (20) 街市盛況

お高い家具の部品が壊れたっぽいんで、修理に出すことになった。購入店舗へ問い合わせ、引き取りの手配をつけてもらって、配送担当さんへ託したところ。保証期間とっくに切れてるんで無償とはいかないだろうけど、直ったらまだまだ使うよー。
さて引き続き香港3日め、電車をあれこれと。

中環から乗った電車。とりあえず東行き、とアバウトに乗ったわけではなく、ちゃーんと行き先は選んだ。

北角行き。毎度おなじみ「ほぼアトラクション」春秧街を今回も堪能する。すぐ後ろから電車が来ていても悠々と歩くおっちゃん、1分近くかけてのんびり搬出する花屋さんなど、マイペースぶりは変わらない。

動画も撮っておいたので、特に目立つ場面を切り出し。奥に停まっているのが花屋で、その手前で堂々と線路をふさいでいる若者たちは、迫り来る電車を背景に記念撮影。青春の思い出もいいけど、安全第一でよろしく。
せっかくなので、今まで撮ってない構図に挑戦してみた。30分近く電車が来なかったのは、アングル検討時間をもらったということにしておこう。

シャッターを閉じた店の前にちょっとおじゃまして、魚屋さんのある沿線風景。店頭の海老が勢いよく跳ねていたから、きっとどの品も新鮮。

春秧街に来ると毎回、活気をもらって帰れる気がする。気をもむことが多かった今回は特に。

ではちょっと移動しよう。さっき被写体になってくれたヤクルトくんに乗り込む。

そんな飲まないから知らんかったけど、このキャラ「ヤクルトマン」、日本でふつーに展開してた。

てことで、続いては銅鑼湾のまるい歩道橋。

あぁ、なるほどね。デモ隊の置き土産と思われるのは、「覆面禁止令」を皮肉で返すスタイル。

そんなアイテムはさておき、眺めていれば電車もバスもどんどんやってくる。そごうのオーロラビジョンはこの距離でも大迫力。

地上へ降りる途中、あるものに気がついた。東行き電停の屋根側面に掲げられていたのは、一見して相当古いとわかる案内表示。香港電車のロゴも古い。デザインセンスも含めてかなりの経年を感じさせるが、裏を返せば現在でも表示内容(=所要時間)がほとんど変わっていないとも言える。

ここは何度も来ているのに、4度めにして初の発見。盲点は意外なところにあるもんだ。

さて、次はどうしようかな。あまり歩かないそごう周辺をぶらぶら。

ふと振り返ると、昼運用の遊覧電車が走っていく。

そろそろいっぺん休憩したいけど、なかなかいい店がない。南側にも行ってみようか、と信号待ちをしていると、電車の向こうに覚えのあるロゴがちらり。おっと、あれは許留山。久々にいただきますか。

大通りビューなお店で、カットしたマンゴーにマンゴーペーストを足した、マンゴーづくしシェイク。うまい。ただ、思ってたより量が多かった。特に冷たいモノ耐性低めの旦那さんが苦戦。「すぐ近くのマクドでコーヒーでもよかったのでは」説が浮上したのは、帰国後しばらくしてからのことだった。旅先でのドリンク選びは難しい。

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