欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (9) Hűvösvölgy

あまりにも暑い。外から多少は風が入ってくるかなと思いきや、吹いているのはもはや熱風。防災系のアプリからは「運動は原則中止」のおしらせまで来るし。きっと全国的にとんでもない熱波だと思うんで、皆様もお気をつけて。
さて欧州旅2日めはそろそろ折り返し地点。なお、この後の時間帯の方がイベント多めとなっております。

子供鉄道の駅から少し行くと、ふもとに降りる階段がある。

それは思ったより段数が多く、踊り場が複数。欄間に相当する部分には観光名所らしきイラストが入っていたり、なにやら PR に力を入れた感も漂うが、しかし階段オンリーはなかなかアレっすね。我々は下る方だからまだいいけど。

というわけで、さっき下車した終点と同名の、電車1本で都心方面まで出られる電停に到着。

あらかわいい。緑が多い周囲の景観に合わせてのことか、エメラルドグリーンで統一された柱がいい味出してる。

のりばに沿って細長く寄り添う駅舎。細かいこと言うと全然違うんだろうけど、なんか若干の上熊本っぽさ。

を感じたのは、もしかすると中央付近にやや張り出した装飾があったからかもしれない。これは乗車後に車内から撮った分だが、改めて観ると、柱の間を埋める装飾とか地味に仕事が細かいよね。こういうのもやっぱり欄間に見える。

どうやら99年頃に再整備が行われた模様。ただ、駅舎本体のベースは 1930 年代の時点で現在とよく似た形状のものが存在していたっぽいので、枠組みは残しつつメンテナンスによって永らえているものかもしれん。

ところで、さっき国会の裏できちんと撮ってなかったものをここで再発見したので、撮っておこう。

こちらが路面電車終端ハンガリー風となっております。ごついようだが汎用的な構造になっていて、量産に向いてそうな形状。

そうなんですよ。我々が過去に巡ってきたヨーロッパ諸国(オーストリア・チェコ・スロバキア・フィンランド)いずれも片運転台&ループ式折り返しが基本のため、そもそも「終端」そのものが存在しない。なのにブダペストはコレ。終端があるということはもちろん両運転台。ついでに言うと、電停のホームも対面式と島式が混在、だからドアも両開き。日本か。こんなところで「人名で名字を先に言う」の他に意外な共通点を発見したのであった。

じゃ、戻るか。2本いるどっちのタトラでも帰れるので、先発の61番へ。

そこそこ古い車両でも、座面はしっかりモケットが貼られ、クッション性も多少あるのが不思議。木とかプラじゃないのは、この国ではこっちの方が好評なのか。

ふと隣の車両に目をやると、トラムマークと目が合う。なになに、”Fonódó villamoshálózat Budán” とな。帰って調べたら要するに「ブダの路面電車網」くらいの意味だった。なんだ、”Die Stadt gehört Dir.” とか「あなたの街にある(略)」みたいなキャッチフレーズじゃないのか。ちょっと残念。

なわけで、郊外へ向かう前に乗り換えた Széll Kálmán tér まで引き返したら昼食のお時間。広場から1ブロック行ったところに Mammut という大きなショッピングモールがあることはチェック済だったので、お手軽に済まそうと飲食店が集まるフロアへ向かった。

店はいくつかあったけど、カード決済できるという理由でバーガーキング。ハンガリーまで来てバーキン、しかも普通にワッパージュニア。まあほら、毎食地元名物じゃ飽きますし。

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