異邦人、香港に遊ぶ (8) 叮叮再次・1

今日から旦那さんが久々に夜勤。しかも週末までその態勢が続く。自分まで昼夜逆転対応する必要はまったくもってないのだが、夕食は作り置きなどで楽できる方向で臨んでいる。お互いいい歳なんで健康第一っすよ。
まあそれはさておき、香港は初日からやっぱり電車のお話へ突入。

大通りに出れば、久々の再会となるアレが走っている。

前回はデモの影響を大いに受けまくったトラム、さすがに今回は全線平常運転。色とりどりの車両が高頻度で行き交うのを観ると、この地へ足を踏み入れたことを改めて実感する。

早速乗り込んで、まず西へ向かう。なんか派手な電停やなぁ。どうやら、漢方屋さんの広告を屋根上まで徹底してやった結果こうなったようだ。ディテールへのこだわりと車両限界への配慮。

ほどなく上環辺りで下車。小さな店舗がごちゃっと並び、マクドの黄色い M すら景色に埋もれてしまう、この感じも変わらない。さりげなく混じる日本料理屋「浦和」も健在。しかしなんで浦和。

原色の車両はほとんどおらず、全面ラッピングが幅を利かせているのも、ここのトラムの特徴。

ずいぶんシンプルでオサレ系やなと思ったら、意外にも不動産会社。しかもタイ。香港の不動産市場は長らく高止まりと聴くが、投資にはよくても住む方は大変やなぁ。だから郊外開発が捗るのか。

明らかに前回より増えていたのがスマホゲー広告。戦国無双だかバサラだか、そっち系のなにかに見える。やっぱこっちでもそういうゲームは受けるんすかね。あと、ボイスがオール広東語ってのがアピールポイントになるのかと感心。

複数車両で展開され、観る頻度も多かった「天猫」。何のキャラかと思ったら、まさかのオンラインショッピングモール。楽天みたいなもんかね。本土で展開中の企業が香港進出ってことのようで。

そしてもっとまさかの鳥取県。国内でいうデスティネーションキャンペーンに当たるやつだろうけど、後で調べたら香港航空の定期便が週2で飛んでるらしい。へー。こんなとこで鬼太郎に会うとは。

と、あれやこれや観察しつつ、予約した時刻になるのを見計らう。

夕空はうっすらと染まり、次第に街の景色を変えていく。この都市の夜はこれからが本番。

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