空とレールと秋散歩 (6) 街に潜む歴史

今日やるぞと決めていた課題を順調に消化。それ以外のものが少々混じっているのは多分気のせい。今宵も阪堺の旅を続けましょう。

では、ぼちぼち次の撮影地候補へ移動しますか。

ちょっと懐かし系のアーケードに、地域色あふれる看板。そんなあびこ道を後にして、往路の車中から観て気になった場所をめざす。

やってきたのは姫松電停。

実に南海ちっくな駅名票だが、重要なのはそこではなくて。

トーテムポールが万歳しているような柱が印象に残ったのだよ。微妙に和洋折衷というか、全体的に不思議な雰囲気を醸している。

この上屋、なにげに結構古いんじゃないかな。

そして対岸には、柱と一体化したささやかな表示が。彼氏さんがここにカメラ向けてて、最初後ろのお弁当屋さん撮ってるのかと思ったもん。

前後は見通しの良い直線。さあ、どう撮ろうかな、と待機していると、両方から電車が。

うーん、惜しい。実に惜しい。その車がいなかったら、同系列の同一ラッピング(多分)の並びが綺麗に撮れたのだが。ま、これは併用軌道の宿命なので。

今回の旅は、全線乗破も同時にめざしていた。だって次いつ来れるかわかんないし。既に天王寺〜浜寺は制覇したので、今度は住吉公園ゆきが来たらいいねぇ。

あ、来た。意外とナイスタイミング。そういえばさっきのが浜寺ゆきだったから、交互に来るのか。

住吉までは先程と同じ道のり。そこから1駅だけ逸れると、住吉公園。南海乗り換えの利便性を図った故の支線か。

使い込まれた支柱と、先発次発を示す行灯に、ふと時代を感じる。

鉄塔は何かと思ったらパチ屋だった。まだ銀座が遠い憧れの地だった頃に作られたのだろうか。

午後の強い陽射しと、薄暗い路地。夜になれば串屋に灯りがともり、また違う表情を見せることだろう。

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