オンリーワンのある街 (6) ふくらむ希望・6

ついに蝉が稼働を始めたようです。昨夜寝る前に一瞬聴こえたのは幻ではなかったか。いよいよ夏本番ですなぁ。体調だけは気をつけねば。
さてさて、福井の1日目はそろそろ夕方のお話に。

三十八社に停まる電車がようやく来たので少々移動して、次に降りたのは専用軌道最北端の駅、赤十字前。赤十字どこだよと思ったら、表通りを隔てた向こう側にちらっと赤いマークが見えた。

いかにも元ホームだったっぽい石積みが、自然に還りかけていた。

あ、「とまれみよ」発見。遮断棒も警報機もない、渡り幅が広い割にはゆるい踏切だが、まあ観れば判るからいいのか。

たまにラッピング車も見かけた。このピンクの専門学校のやつは特に遭遇率が高く、その度に目のメイクが濃いなという話題に。

ここで降りた理由のひとつは、留置線の片隅にいろいろ車両が置いてあったから。

いずれも明らかに旅客用ではない。ただ、踏切から覗き込むだけでは正直よくわからん。もうちょっと近づけないかなーと思って東側へ回り込んでみる。

側面を観れば、貨車を改造したとすぐわかる形のデキ11。その主な役割は除雪のようだ。スノーシェルターの件もそうだが、除雪車が要るほど雪が降るということがここからも想像つく。

一方、その手前に置いてあったのは、どう観ても国鉄のお下がりっぽい(どっかに書いてあった)ホキ。出番があるのかないのかよくわからんが、旦那さんの推測では鉄道線のメンテのためたまに使うのではないかと。

こちらも若干自然に還りかけているような気がしないでもないが、逆にこの程度ならぶちぶちちぎってしまえば普通に使えるか。

ふぅ。6月にしては暑いこともあり、だいぶ疲れてきた。もうひとつ目的もあるし、駅に戻って休むとしよう。

ここでもやっぱり元枕木は活躍していた。

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