オトナの工場見学・後藤 (5) 厳守する安全

ぼちぼち選挙カーもご近所まで来るようになった。そろそろ投票先を決めて、週末あたりにさくっと期日前投票済ませてすっきりしたいところ。横浜時代もそうだったけど、事前にやっといた方が当日行くより絶対楽なんだよねぇ。
さて後藤の見物ですが、工場内のお話は今回まで。次回以降はおまけ。

次に案内されたのは、エンジンの検修を行うエリア。

やはり車両の心臓部だけあって、扱う工具の数も半端ない。雑然としているようでいて、しっかり大きさ順に整頓されている。

ここでまた VTR 上映。6気筒(多分)の本体をバラして点検してさらに組み戻す、という一連の流れを見せてくれるのは確かに貴重な映像。なんだけど、スーパー早送りとはいえほぼ全工程飛ばさず丁寧にやるもんだから、それだけでもかなりの尺。やっぱりお子様にはかなりハードルの高い映像のような気がする。
なお映像の音は、説明を受ける用の無線マイクから聴いていた。係員さんが親機をスピーカーの近くに置く。するとそのマイクから VTR の音声が我々の子機に飛んできて、イヤホンで聞こえるという次第。これなら作業の邪魔になるような大音量は要らないし、イヤホンは片耳だけなので周囲の音を聞き漏らすこともない。現場だからこそ、このような工夫も必要になる。

そう、工場としてはふつーに絶賛稼働中なんすよ。今まで観た鉄道車庫ではほぼなかったパターン。

とはいっても多少の余裕はあるみたいで(でなきゃ一般公開なんぞやってられん)、作業の合間に談笑する皆様の姿もちらほら。無骨な風景の中に射す笑顔の光。

我々に構わず淡々と作業を続ける区画もあり。おつかれさまです。

庫内見学をほぼ終え、通路を抜けていくと、後ろからぞろぞろと中の人たちがくっついてきた。いやはや、おじゃましました。あ、上写真の右端に見切れてる制服じゃない方は JR の人ではなく、出版社かなにかの人。後日、この日の模様が一部、後藤全体をまとめた書籍に収められていた。

外に出たと思ったら、そこは最初に見かけたラッセル車の裏だった。

燦然と輝く「米」の字。そうか、米子だもんな。

現役だった頃は、この線を転車台の中央に合わせてぐるぐるやってたわけですね。

こうして見学は終了。最後に記念品として、たらこの前で撮った写真と、ストラップをいただいた。

あとは、入ってきた時にゆっくり撮る暇がなかったものを改めて。創立年の節目が来るたびに、また木が増えていくのかな。

安全第一の旗が高らかにはためく正門。

花吹雪を散らしつつある桜に見守られた別の門は、よくよく観たら Gotoh の文字がデザインに組み込まれていた。堅実なイメージの車庫にも、こんな洒落っ気が潜んでいるのは楽しい。

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