have a nice fight (2) 陽のあたる街で

なんか1000記事到達謝恩企画みたいな気分になってきた。鉄記事の時が一番お客さん多いんやもん。旧庭の時は「大ちゃんにハマる過程中継」だったが、今回も「撮り鉄にハマる過程中継」だったのかとつい振り返る2年ちょっと分。
では貴重な上京機会を活かして回った都内うなぎ漁、後編どうぞ。

翌朝。宿の最寄り駅・田町で、行き交う車両たちをしばらく眺めていた。去年コンデジでブレまくった 9193A(当時)の無念を思い出した。雲が多いけど、後でやろうかな。撮り直し。
そう考えつつ、都営の三田駅へ。泉岳寺から歌う青い電車を1駅だけ楽しんで、品川から各停で1駅。
品川より南にあるけど北品川。有名地らしい、狭い跨線橋に来た。通行を妨げないため、絶対はみ出さない場所に荷物を置き、わたしは限界まで薄く立つ。本番10分前に全○警の人が現れたが、幸い撤収を迫られることはなかった。

で、構図どうしよっかな。

横にすると編成の長さを強調できそう。でも N で縦横試した感じでは、縦にして顔の長さを強調した方が映えそうだ。
では行ってみよう、本日の 6A。

おぉ、いいねぇこのカーブにシャープな表情。…ただ、その、W7 の傷だけが惜しまれて仕方ない。治すどころか連日起用されるほど、どの編成も忙しいということか。

急いで田町へ取って返す。デッキには既に数人の同業さん。そして…見上げた先にはとんでもなく晴れた空。今回諦めていた晴天順光シチュエーションが、最後の最後に実現するとは。

青い空の下、青い 29A が悠々と行く。

16両は長い。先頭を撮った時点で遥か後方にいたリゾート踊り子がようやく通過しようとする頃、まだ最後尾が視界の中にいるくらい、400m は長い。

せめてと思って西の車両を選んで、33A で帰った。羽島の辺りで 28A らしきものを見かけたり、新大阪で一足早く待っていた 765A を眺めたりしつつ、もう撮る余力はなかった。いい夕焼けが観れたかもしれないが、それはまた今度ね。

田町のホームで、とある広告に出会った。

宿までの道すがら、CM ソングであるところの NIGHT FLIGHT が延々と頭を巡っていたのはヲタの習性というもので。
パラシュートの使えないキミとの恋は刺激的で甘いわ。そんな詞。

ふと、頭の中で言葉が入れ替わった。
やり直しのきかないうなぎの撮りは刺激的で甘いわ。
…あぁ、確かにそういう一面はあるかもしれん。特に遠征の時には。500が来る1分前になると未だに、文字通りの意味で足が震えたり手に汗握ったり。この緊張感、そして成功した時の高揚感、他の趣味とはちょっと違う。

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