実録・おひとり様物語 寒風編 (3) 山から川まで

ようやく体力が戻ってきたので勉強再開。まだちゃちなものしか作れんが、第一歩にしては上出来か。
さて三河めぐり最終回、というか本題。痛かった。

朝。チェックアウトしたら、新幹線寄りの西側へ出る。反対側と同じ駅とは思えんが、まあそれはそれ。レンタカーの事務所さえあればいいのだ。
今回はフィットが来た。よかった。これなら乗れる。相生の時は本当にびびったよ。マーチレベルの人にベルタはでかすぎた。

第1地点をセットして出発。2車線の道を至って快適に進み、案内に従って曲がる。
…うわ。せ、狭いー!!
気を抜いたら真っ逆さま確実な、すれすれ道。ひえー。で、でも駐車場があるから通ることはできるんだよな、うん。がんばれ自分。慎重に前進。道に転がる枝が車体の底にびしばし当たる。
ふぅ。どうにか上ったぜ。あと10分。そこそこ広い駐車場に停め、階段を駆け上がる。


御津山。頂上の展望台から2線同時俯瞰ができると聴いてやってきた。一応ふもとに駅もあるので、徒歩で来ようと思えば来れるのか。


では間違い探しです。右にあって左にないものは何でしょう?

…と言いたくなるほどのカモフラっぷりを、グレーの車体は遺憾なく発揮してくれたのであった。でも午後じゃ逆光で更に観づらいし。黄色さんくらいビビッドじゃないと俯瞰には向かないかも。もしくはもっと寂れた地域とか。

悔しいので、去り行く 9A を望遠で追っかけてみた。光沢具合がうなぎっぽくなった。

ここはどっちかというと、手前の在来線向きかな。ながーい貨物も一直線。このとき来たやつは前半すかすかで寂しいが、トヨタ専用車みたいなやつだと楽しそう。
でも、到着が10分前でよかった。10分以上いられなかった。なにあの強風! 展望台上がった瞬間飛ばされるかと。もう必死。たまたま全国的に強風日ではあったようだが、小さな山でも山頂をなめてはいかんね。

慎重に下り、更に西をめざす。途中で名鉄と並走したんで、多分ずっと1号線だったのだろう。その先で渋滞避けルートをナビに案内され、曲がってからのぐだぐだっぷりは思い出すだけで疲れる。川沿いに走ろうと思ったら工事で封鎖されてんの。おかげで渡らなくていい橋を2本も渡って引き返す羽目に。しくしく。

どうにかこうにか、第2地点にも10分前に到着。
矢作川。ってまた猛烈な風すか。まっすぐ立てない。まじ飛びそう。堤防の陰に逃げようとして、折れてた植え込みでふくらはぎ強打。内出血未だ治らず。
で、足をひきずった結果の 6A。

あー、これはひどい。押すの早すぎだわ、シャッタースピード間違いで露出オーバーだわ。通過直前の半端ない強風に煽られてふらついて、はずみでほんのちょっとズーム寄っただけで 1/2000 出なくなったよ。

本当はこのくらい青くしたかったんだけどなぁ。観ての通りの快晴なだけに、惜しまれる失敗であった。

その後 10km 近く東へ戻り、別地点で下見。要するに、どちらにしろ三河ツアーは再度やるしかないのだ。うまく時期が合うとええなぁ。
正午を回ったせいか、返却場所の三河安城までは渋滞続き。なんとかぎりぎりで滑り込みとなった。4リットルで 90km。途中詰まった割には超低燃費。つーかフィットって簡単に飛ばせるなー。マーチと比べると一生懸命さが全然ない。でもやっぱり、一気に乗ると自分が疲れるわ。

あとは名古屋から 29A で帰る。朝食すら忘れて駆け回っていたので、何の変哲もないサンドイッチが美味い。体力は相当使ったが、手薄だった愛知県を回れたのは良かった。あんまり風の強くない季節に、リベンジできますように。

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