欧羅巴円舞曲 II ウィーンの香り (15) ÖBB Cityjet

関西の被害(主に関空と関電)回復に時間を要する中、北海道まで大変なことに。地震豪雨台風、どうなってんだ平成最後の夏。庶民にできることはあまりなく、無理しない範囲で経済に貢献するくらい。そして全国で復旧作業に携わる皆様にエールを。
さて欧州旅6日め、移動ついでのネタ収集の巻。

休憩と手荷物整理を終え、再び動き出したのは16時台後半のこと。

なに、数回前の記事と似たようなロケーションやなって? そりゃ同じ駅ですから。U6 経由の Meidling おかわり。
しかし、朝来たばっかりの駅にわざわざ出直したのには、もちろん理由がある。それはさっき果たせなかったアレ。

ちょっと午前撮影分おさらいで載せときますね。Cityjet さんにまだ乗車できてないんで、覚えてるうちに是非乗っておこうと。この日最後の目的地へは中央駅で乗り換えれば行けるからと、あえて乗り換えの多い ÖBB 経由にした次第。

しばらく 4020 や Talent が続いた後、ふと観ると2番線に来たではないか。乗れるかな。

とりあえずドアは開けられたので(自分でボタン押して開けるスタイル)乗ってみた。乗車直後こそ「終点です。降りてください」的な表示が出ていてだめかと思ったが、ほどなくして行き先と途中駅が表示され、他の人も乗車を始めたのでいけると判断。
いやー、さすが導入間もない新車は綺麗っすね。下半分は黒基調で落ち着きを出しつつ、白っぽい壁に ÖBB カラーの赤を合わせるコーディネートもナイス。

どこに座るか迷った末、低床の中央部分ど真ん中へ。ヨーロッパ標準の集団お見合い配置(進行方向問わず、全席が車両中央に向いて座るレイアウト)ならではのボックス席風なポジション。今回はおためしレベルだからさておき、ある程度長く乗るなら眺めのよさそうなハイデッカー席もいいよね。
椅子の座り心地も良好。つーかこれ、いくら近郊タイプとはいえ、追加料金不要の普通席にはとても見えんクオリティっすな。東のグリーン車につけてさしあげたい。

シンプルイズベストな各種車内表示器。日本各社のこの手のモノほどこってり仕様でなくても、実はそんなに困らないのは、そもそもあんなに混み合ってないからだろうか。いや、いくらウィーンでも朝夕の通勤時はもうちょっと混むだろうけど。

と、自国との違いを堪能することしばし。なんせ中央駅で降りねばならんので、快適な旅は一瞬で終了。

わざわざ乗りに来た甲斐は大いにあった。これだけ気合の入った新車だし、今後どんどん増えていくことだろう。またねー。

でだ。実はこの後も当家にとっての初モノが続く。

乗り換え先は U1。ちょっと前(2017年9月)それまでの終点 Reumannplatz から南へ5駅も延伸され、Oberlaa まで行くようになった。途中から地上区間となり、まだ新しい地上設備もよく見える。

終点の手前にある車庫もこの通りピカピカ。

10分ほどで Oberlaa に到着。早いな。いうまでもなく初下車だが、中央駅からこんなに近かったのか。

採光に配慮された構内は終始とても明るい。
延伸部分は路面電車の置き換え(67系統にて U1 との重複区間を廃止)になるんだけど、結果としてこの近辺にお住まいの方には都心へのアクセスが飛躍的に向上したに違いない。そして我々のような観光客にもメリットが。

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